oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

顔 最終回「もう一つの顔に逢える」

「似顔絵で犯人を見つけ出しても暴走しないで」と頼む瑞穂。
「せいぜい不幸の手紙を送るだけだよ。」
いま時不幸の手紙って・・・西島さん・・・。
この台詞をオダギリ氏はどんな思いで言ったのだろうと思うと同情を禁じ得ません。
瑞穂ちゃん、それを後の祭りって言うんですよ。
瑞穂ちゃんの似顔絵のお陰で西島さん、やる気マンマンですよ。眼を見れば解る!(by softbankのお父さん)
「今の彼は何をするか分からない!」ってそんな人が警察官だなんて、
冷静に考えればスゴくコワいんですけど。
案の定、銃を持ち出して上司や同僚に心配(迷惑)をかける西島さん。
みんな西島さんに思い切り振り回されてます。
電動ドリルの台の上で血まみれになって死んでいる容疑者片岡のそばに立つ血まみれ西島さん。
「確保だ、西島を確保ー!!」
と亀さん大はりきりですけど、考えてもみてください。
あのガッチリ体格の片岡を、凶暴なのは眼だけの華奢な西島さんが、
台の上に持ち上げて、動かないように押さえつける事が出来るでしょうか!?(否、出来ない!)
でも、状況を考えれば絶対クロですよねえ、100%アヤシイ。
死んだ男のそばに、その男を恨みに思う男が血まみれで立ってるんですから。
それをアナタ、鶴さんは「今日は帰してやってくれ」って!!!
どんだけ身内に・・・つーか、西島さんに甘いんだ!
(ここの妙な見つめ合いの感想は誰かの為に省略いたします)


16年前の西島さんの事件に片岡以外の共犯者がいる、
そして今回のあやなちゃん母親殺し、片岡殺しに関わる者が他にいる事が解り、
「これで西島さんの(片岡殺しの)容疑が晴れますね!」
と志気が上がり、俄然盛り上がる署内。
違うぞー!みんな、それは違う!!
西島さんの容疑を晴らす為じゃなく、
目の前で母親を殺されてあやなちゃんの為でしょう!!
一般市民が見ていたら広報課へ抗議の電話が殺到しますよ。
スイッチが入ったのが傍目に解りやすい西島さん。
加西(松重豊)のところへ乗り込んで、玄関ドアを叩きながら「新聞取って下さいー。」って・・・・。
この台詞をオダギリ氏はどんな思いで言ったのだろうと思うと・・・略。
逃げる真犯人、追う西島さん、捕まる瑞穂ちゃん(アホか!)、息詰る対峙。
隙を見て犯人から逃れる瑞穂ちゃんに「!!」と身を乗り出す私!
で次のシーンに変わった瞬間、銃口を口に入れられて身動き取れない犯人のアップですよ。
唐突過ぎません?
「はい松重さん、ここに座ってもたれて下さい。オダギリさん、銃口は松重さんの口の中に入れて・・・そうそう。
 じゃ、次のシーンをいきまーす!」
という状況が頭の中で勝手に再生されちゃいました。


全てが終わり、空っぽのまま佇む西島さんを言葉を尽くし、
あの迫力のある眼でジリジリと西島さんを追いつめる瑞穂ちゃん。
まるで詰め将棋をみているようです。
しかし「あなたは1人じゃない!」
You win!とうとう西島さんを口説き落としちゃいました。(違)
すっかり毒の抜けた西島さんに「もう治療は終わりよ。」って樋口先生、結局何もしてないんじゃ・・・。
全11話観終わって覚えているのは、西島さんの暴走をみんながアタフタと止めている、またはやさしく諭している、
そういうシーンばかりでございます。
しかもみんな迷惑を被っているにもかかわらず、なんだか嬉しそうです。
「美しさは罪」とはこういう事か!と改めて知ったドラマでした。
落書きは静かに制作中でございます。
お待ちいた・・・だけてる方がいらっしゃるかどうか・・・。