［感想］所・さんまのオシャベリの殿堂 その１

所ジョージさん＆明石家さんまさんという芸能界きっての名司会者達によるトーク番組で
お正月SP番組だったかと。両司会者になじみのあるオダギリ氏です。

セットのドアを開けた瞬間スタジオは女性達のすごい悲鳴に包まれ、恐る恐る顔を出したオダギリ氏が
あまりの騒ぎに怯えながら、コントのドロボウのような足取りで一歩一歩踏みしめて入ってきました。
ヘンですよ！変！！一体いつになったら「芸能人」として人前へ出ることに慣れるんですか！
客席はなおも拍手と歓声で興奮状態。
両司会者に挟まれて立っているオダギリ氏は後ろ手でに腕を組み落ち着かない素振り。
「我々の方が社会適応能力の格好してるよね。」と所さん。
「こりゃおかしいよね。これで『オダギリジョー』という看板がなかったらすごいおかしな男やね。
　近づかないよね。これでセンター街歩いてたってキモチワルイよ〜。」
と２人に大絶賛される今回のファッションは
大きめ襟の白いハーフコートを細い革ベルトでグルグルと留め、中に白いインナー、
以前女性週刊誌で小池栄子ちゃんとペアだなんだと話題になったクロス、黒の膝上ブーツが全体的に
アーミーっぽい印象を与えています。
髪は半モヒをドライワックスで固め、もみあげからあごへ続く濃いめのヒゲ付きです。
初めて見たときは正直「なんじゃこりゃ！！！！！」と思いましたが、今見ると普通にかっこいいぞ！！
慣れっておそろしい・・・。

「ボクだって普通の時は普通の格好をしてるんですよ。」
いやいやいや聞いた話じゃ夏に中学生ジャージにレッグウォーマーしてたそうじゃないですか。
「でもその頭はフツーじゃ戻んないだろ？」
と、一般人を代表して質問する所さん。
「・・・・・・・・まあ、まあ、ある程度・・・（どの程度だ！）」
「みんながマネしていいって事じゃないのよ。顔立ちが良かったり、スマートだからコレ許されるのよ。」
と、今度はファンを代表して所さんがいい事を言いました！！
「オダギリジョー君を見て『オレもいってみよう』と思っちゃダメ！」
「もうー仰るとおりですよ。」
所さんの言葉に深く頷きながらさんまさんが同意。
真ん中で二人のやり取りを聞いていたオダギリ氏、次第にうつむき加減になっていき、
照れて小石を蹴るような仕草。
「オダギリとかこの辺の日本を代表するかっこええ男はね・・・・」
「アッハ！なんだソレ・・・・」
ここでとうとう我慢できずに言葉を挟むオダギリ氏。
もう照れくさくて照れくさくて「イヤイヤ」をするようにクルクルと体を横に向けたり、体を折ったり。
中身まで『かっこええ男』になりきれない様ですが、あなたがそんなんじゃ見ている方はもっと照れくさいんですよ。
「無精ひげもカッコイイって言われんだよ。」
「そのとーーり！！」
なおもカッコイイ発言で攻撃の手を緩めない２人に
「いや、もう・・・・・」
勘弁してくれという風にオダギリ氏は照れくささメーター振り切れ状態でヘロヘロ。
客席から「カッコイイ！！」とトドメの声援を掛けられると
手でシッシッと追い払うような仕草をするオダギリ氏。
時々こんな小学生が拗ねたような事をします。あーカワイイ。

本題に入る前からトークの魔術師達に骨抜きにされ、隙だらけなオダギリ氏。
２人に操られながら今までにない、くだけたトークをしてしまうのであります。
長くなりそうな予感がしつつ、不定期につづく。