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「小次郎つばめ返し」

[感想]MTV SCREEN その5

CM明け、
「大盤振る舞い特別企画!今、もっともMTVが注目する俳優オダギリジョーさんをお迎えしております!」
再度鉄平君の熱いコールを受け、自分で拍手をするオダギリ氏。
「自分で拍手ってのも・・・」と自分ツッコミを入れるリラックス振りです。
この雰囲気に乗して一気にオダギリ氏との距離を縮めたい鉄平君、
「ここからボクはジョーと呼ばせて貰います!」と果敢に宣言!
「ああ〜もうそこへ行っちゃいますか!結構早い段階ですね。」
と牽制を入れられてしまいました。
だから慌てちゃダメですって!
爆笑さんやリーダーでさえ1年くらいかかったんですから。
フレンドリーだと思って走り寄っていくと、ダァーと飛び立ってしまう鳩と一緒なんですから。
驚かさないようにそっと近づかないと。
「じゃあ、その前のギリとか?」譲歩してお伺いを立てる鉄平君。
どーでもお友達になりたいですか?なんか泣けてきますねえ。
「じゃあギリで。今日のところは。」
なんか花魁のように何日か通わないとダメみたいですよ。


「MTVもご覧になると言うことで音楽はどんなものを?」
「ちゃんとこうその人たちにしか作れない音楽を作ってる人達っていうのはやっぱ好きですねえ。」
バックでは野太いトム・ウェイツの曲が。
好きなものに話題を振られ、急に饒舌になったオダギリ氏。
「まあ、いつも言ってるのはトム・ウェイツが一番好きなんですよ。
 トム・ウェイツトム・ウェイツらしさが溢れているじゃないですか。そういうのが見えないと逆にイヤですね。」
ここからオダギリ氏お気に入りのミュージックビデオを紹介。
●「Kiss That Frog」・・・・・ PETER GABRIEL
「もう十年くらい前の作品だと思うんですけど。」とオダギリ氏。
「当時では最新技術ですよね。」と鉄平君が言うように
逃げる女性をCGで作られたカエルがどこまでも追いかけるという映像で、
これは女性以外は景色まで全てCGで作られてるんでしょうかね。
ピーターガブリエルといえば私はスレッジハンマーの時代でしたが(つーかそれしか知りません)、
あれも当時手の込んだビデオだったように思います。
●「Return to innocence」・・・・・ENIGMA
一変して雄大な景色の中に映し出される老人と子供、乾いた大地、映画のワンシーンのように
美しい映像です。
●「Protection」・・・・・ MASSIVE ATTACK
「これがボク一番好きなんですよ!」力を込めて言うオダギリ氏。
マンションの中をそれぞれの部屋の窓の外から覗いていくというビデオ。
「ホント初めて観たときはビックリしましたね、これは!どうやって撮ってんだろうなぁって。」
目線が制作者ですよ。ビデオの監督の話題などを挟みつつ紹介するオダギリ氏。
好きなミュージックではなくて「ミュージックビデオ」を挙げるところがオダギリ氏らしい。(まあ、MTVですもんねえ)
「まあーかなりマニアックどころで、よくご存じですよねぇ、監督の名前とか。」
「いや、やっぱ好きなんですよねー。ミュージックビデオって一番CMと同じように最新のことをやりたがるじゃないですか。
音楽が・・・分かる・・監督の映画って言うのは・・・おもしろいっすね。(モニョってて聞こえません)」
一番的確な言葉を選んでいるようです。考え考え、言葉を出すのに慎重なオダギリ氏。
だけど一言一言確信に満ちて力強い。本当に好きなんですねえ。
ガンズのパラダイスシティで感動した単純な私とはあまりに離れた好みでございました。
次はお気に入りの映画の話題に。これはマニアック振りも相当なもんですよ。
私のレポを試されているかのようなチョイスですが、ちょっと長くなりましたので次へ続きます。