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「小次郎つばめ返し」

きっと、これくらいじっくり選ばれたのね私も

旦那が一般中学校から養護学校へ転勤して約10年、
ジャージが職場のユニフォームと化し、入学式、卒業式など年に数回のイベント以外に
スーツの出番がなくなったのであります。
しかし今月の終わりにある京都への出張を控え、久し振りにタンスから出してみると虫食いで全滅・・・。
仕方なく購入を決意いたしました。
スーツと言えば洋服の○山、洋服の青○といえば三浦友和さんと樹木希林さん、
三浦友和さんと樹木希林さんと言えばオダギリ氏、ということで洋服○青山へ行ってまいりました。(どんなこじつけ)
初めて入った店内は紺、黒、グレーの洋服がどこまでも整然と並び、紺色の森にでも迷い込んだよう。
値札も見ずに手当たり次第に羽織ってみる旦那と、調子に乗って次から次へとジャケットを持ってくる店員。
「こちらは少し濃い紺でして・・・こちらはわずかにストライプが明るめで・・・・」
わずか過ぎて正直どこがどう違うのかまったくわからん!
おいおい旦那!そのスーツは7万円の値札が付いてるぞ!!
しかしわずかな違いにこだわる旦那は、嬉しそうにじっくりゆったりと店内を見て歩くのであります。
紺色の森で歩き回ったワタクシと娘がすっかり疲れ果て、心が荒んできた2時間後、
ようやくよ〜〜〜やく納得した物が見つかったらしく、お会計となったのであります。
「こちらにもう1,000円追加されますと60,000円までのスーツがもう一着購入できますが・・・」
驚愕の事実を口にする店員さん。
一体どーーいう事やねん!!何故60,000円のスーツが1,000円で買えるんだ!!
日本の経済のしくみは一体どうなってるんだ!!
と、てんぱりつつもワタクシは
「ど、ど、どうする?1,000円でもう一着だって!」とすっかり乗せられていると、
「いや、安くても要らない物は買わない。要るときに気に入った物を買う。」とキッパリ旦那。
そ、そうだね。そりゃそうだ・・・それが正しい買い物だったと反省するのでありました。