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「小次郎つばめ返し」

娘はすでに来年を見据えておりました・・・

大騒ぎでご存じのようにT○KIOのライブに行ってきまして。
私は初ジャニライブだったので、ジャニといえばアイドル!全国からウヨウヨと女の子が集結し、
きっと新幹線を降りた頃からヒドイことになってるに違いないと思っておりました。
ところが新幹線駅どころか会場へ続く地下鉄に乗ってもバスに乗っても、
うちわを持ち親衛隊服(いつの時代だ)に身を包んだ集団に合うことはなく、
会場についても買い物客かファンか区別が付かないくらいの普段と変わりない様子。
それもそのハズ、ファンは20代〜30代や私と同年代の方が多く見受けられ、
待つ間も隣接するドーム入り口の階段に「よっこらせ」と腰を下ろし、
日傘で談笑する落ち着き様でございました。
むしろ黒いスーツに拡声器を持って「順番に並んでくださーい!」と叫ぶ関係者の方が異様でした。
手にしたチケットは「F」。想像通り一番後ろのブロックで、それも一番後ろ。
150センチそこそこに娘に見えるはずもないけど、私より育ちの良い娘を肩車することも出来ず、
蛙のように跳び続ける娘を不憫に思ったワタクシは一大決心し、
肩に掛けていた私の所持する唯一のブランド、グッチのバッグからメガネ、サングラス等を取り出し、
娘の足元に置き、「コレの上に乗りなさい」と言ったのでありました。
ここまできて娘に顔も見せられずに帰れるかー!!と母モードが発動した瞬間でございました。
さすがに断る娘を促して乗せるとわずかにメンバーの顔が見えたようです。
7万円のグッチを踏みつけた女は娘が初めてかもしれません。
ここまできて肝心のライブの中身の話を全くしてないことに気付きました。
いや、楽しかったですよ。開場は本当のライブ会場で狭いし、内輪話がボンボン飛び出すし、
リーダーはあの通りだし、ものすごーーーーく身近に感じました。
ただ、曲が終わってから拍手が湧く・・・みたいな行儀の良いライブにちょっとビックリしました。
メンバーは一生懸命煽って盛り上げようとしてたんですがねえ。
観客は娘のようにただただホエ〜〜〜と夢の中だったのかもしれません。


そうそう、ライブが終わり観客がゾロゾロと会場を後にしていたころ、
歌を口ずさんでしばらく残っていたファンの前になんと再びメンバーが現れて挨拶するという、
嬉しいハプニングがありました。
山口君はシャワー室から飛び出してきたようで、バスタオルを腰に一枚の格好で出て参りました。
娘はその数分だけでも一気にヒートアップ、忘れられない初ライブとなったようです。
その顔を見て、足跡がわずかに付いたグッチをはたきながら満足な私でありました。