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「小次郎つばめ返し」

家族のうた 第四話

いろいろと難しい立場にあるドラマではありますが、今回も丁寧に描かれておりました。
つまり誰もまだ、このドラマを投げていないと思われます。
描きたいものの芯、伝えたい事がハッキリと定まっているからでしょう。


正義に関わることで変化してゆく子どもたち。
正義の言葉が子どもたちに伝わった瞬間でもあります。
しかし彼自身は相手の気持ちや言葉を頑なに拒むのであります。
外部からの影響で自分が変わっていき、自分で無くなってしまうかもしれないこと恐れて。
美月ちゃんの「相手に伝わって気持ち良かった」という言葉が、
名誉会長の絹子さん(りりィ)の「そうやって自分を守ってきたのね」という言葉が、
秀蔵さん(藤竜也)の「アンタは殻を破れなかったな」という言葉が、身構える隙もなく刺さる刺さる。
セリフを聞くにつれ、正義に向けて言った言葉なのか、
誰に向けられた言葉なのか分からなくなって混沌とする頭。
知らぬ間に目鼻に水分が溜まって、落ちないよう画面を凝視してしまうのでありました。
軽〜いドタバタホームコメディのように見えますが、
訴状を持ったサムライたちが決死の覚悟で詰め寄る、
そういうスタッフの心意気が見え隠れするのでございます。
それはその・・・大きく深い愛ゆえに。(なんだそりゃ)


ワタクシ、青春時代にほとんど日本のロックを聴いていない輩でございます。
だから贅沢とか豪華と言われるゲストを、詳しく存じ上げないのですが、
毎回重要な役で、または通りすがりのように出て下さっているゲストの方々は、
偉い人に頼まれて出演したというより、このドラマに対して同意のリツイート、
または(´∀`)ノシして下さっているという事なんでしょうね?
「俺は好きだぜ」的に応援して下さってると。
正義の葛藤や欲求は誰しも覚えのあるものでございますが、
正義と同じミュージシャンであれば尚更のこと。
その先の答えをどう提示してくるのか、ゲストも楽しみにしていることでしょう。
私個人としてはドラマ外での先も興味があるところです。


ところで、船出前にいろいろと取りざたされましたが、
ここまで見た個人の印象としては、引用して拝借したのではなく、
周到に用意されたセリフや設定などから、
本当にいつかいつかと温めていたのではないかと思うのであります。