oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

内向きとはなんぞや

娘の高校生最後の文化祭が終わった。
文化祭と言えば、ワタクシは1,2年の頃はクラブの試合で欠席、
3年の時に文芸部の絵を適当に描いて売り、体育館では即席バンドがパラパラと演奏、
いかにもな不用品をバザーと称して売るやる気のない同級生たち、
埃っぽい教室で飲む出来合いのクッキーと紙コップのインスタントコーヒーを思い出す。
私たちの頃は「文化祭」ではなく、適当に遊んで過ごして良い息抜きの日であったが、
娘たちは、たかだか高校内のクラス対抗の合唱祭のために毎日1時間早く出校して朝練をやり、
土日を練習に充てて優勝を狙う本気度。
模擬店の仕入れ、手順の確認で毎日遅くまで準備。
創作和菓子を市内の和菓子屋さんに作ってもらう茶道部
輝かしい実績を披露する放送部、
全国的な大会で賞を取った高校生マジシャンのショー、
学校内の熱気と達成感。
クラスごとに作るオリジナルのお揃いTシャツが、誇らしげであった。
表面だけ吠えて暑苦しい私は、涼やかに全力を尽くす彼らに全面的降参するしかあるまい。