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「小次郎つばめ返し」

広報は誰のものか?

学期や学年の変わるこの時期、学校のPTA会報の印刷がいくつか仕事として入って来る。
大抵はPTAの「広報委員」の方々と担当の先生が、簡単なページ割り(レイアウト)や文字データ、写真など持ち込むので、
私たちはそれを形にして提示し、何度か校正変更のあと印刷して納めるのである。
原稿は、保護者達の子供達への激励や優しさ、愛情の詰まった内容ばかりで微笑ましい。
しかしながら保護者の愛情が強い故に、担当さんからとんでもデザインを提案されたり、
「あのね、頑張らなくていいんだよ」などという個人的なコピーを表紙に入れたり、
またそれに対して「コレよりこうした方がいいんじゃないですか?」という他の委員の方々の提案を、
自分への批判だと思い込んで意地になったりする保護者もいらっしゃるようだ。
学校の広報は、PTA主導であるべきだが、それは親が好き勝手に作ってよいと言う事ではないと思う。
子供受けするコミックのような物ではなく、
卒業を控えた子供達へ、大人から愛情に溢れてはいるが静かで力強いはなむけの言葉と、
なんと言ってもお世話になった先生方や地域の方々、後輩の、感謝の気持ちを伝える内容でなければならないと思うのである。