その集中力をお仕事に

昼休みの時間、弁当を食べながら不況に喘ぐ我が社の行く先を懸念したり、
３ヶ月前の宣告無しで辞める事の出来る総理という仕事に憤慨したり・・・という事はまるで無く、
キバコさんは、私の持って来たマンガをジャンル関係なく次々と読破しております。
「山田太郎ものがたり」「のだめ」「万祝」「絶望先生」「MONSTER」「森のピアノ」「蒼天航路」「ちびまるこちゃん」・・・
恐竜が両手に持った獲物に食らいつくような、そんな迫力を漂わせ、ひたすらガツガツと読み進んでいくのであります。
そしてついに蔵書の最後となる「あしたのジョー」を読み終わったキバコさんに、
『これはさすがに読まないだろう！』
と持って来なかったDMC（デトロイトメタルシティ）をおずおずと捧げてみたら、
「いやーこのギャップが面白いよね。」
と、意外なほどの食らい付きでした。
「これ、今映画になってる奴？この二役、若山たかしがやるんだよねえ。」とキバコさん。

・・・だ、誰？若山たかしって・・・？

「まさかそりゃ松山ケンの事？」と聞くと
あ、ちょっと間違った！と照れておりました。真面目に間違ったんかい！！
こんなにどこも合ってない間違いって初めて聞きました。
そしてキバコさんちでは、松ケンが「若山たかし」と呼ばれている事にも愕然としたのであります。