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「小次郎つばめ返し」

のんびり湯けむり温泉旅(のハズだった) その10

午前11時過ぎ、別府駅は、「悪い予感がする」者たちが続々と集まりつつありました。
予感というかむしろ真っ最中。
ソニックの指定席を早い便に替えるため、JRの窓口に行くと、
「指定席〜?(そんな悠長な事を言ってないで←脳内補足)、取りあえず一番早く来た列車に乗ってください!」
次の便は運休、走っている便も徐行運転で、いつ止まっても不思議ではない状態のようでありました。
振り返るとワタクシの後ろは駅の構内を蛇行して埋め尽くす長い列。
のんびり座る2人の元へ急ぐと「じゃあ、行きましょうか!」と立ち上がるキバコ、主任&・・・知らないおばさん?
「この方、岡山まで帰るんだって。一緒に行こう!」とキバコさん。
奴らはナカーマを増やすルフィ体質なのであります。(※ワタクシ、ワンピースについて詳しくありません)
私たち4人がホームへ上がると、数名の旅行者がのんびりとイスに腰掛けて待っておりました。
さっそくルフィ(キバコさん)が関西系3人のアラサーに「雨スゴイですねえ。並んでます?」と接触、
数分後には彼女らはナカーマになっていたのであります。
何度となく繰り返される運休便と遅延のお知らせ。
1時間後にはホームには溢れんばかりの人で埋め尽くされておりました。
新たにナカーマになったアラサーさんたちとの話も尽きかけ、
イライラがピークになった頃、ようやく特急が前の駅を出発したという放送が。
するとどこからともなく60代くらいのスーツ姿の男性がすーっと現れ、前列辺りに立ったのであります。
「あのー、みんな並んでるんですよ。最後尾はずーっと向こうになります!」
ちゃんと並んでいる後ろの人たちが可哀想だ!とキバコさん。
ルフィはナカーマを護るため、敢然と立ち向かうのでありました。