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「小次郎つばめ返し」

都会に出た若者が嬉しそうに参加しているのを見ると悪い気はしない

今年は1月11日が鏡開きだったそうですが、
我が村では今日、「とんど」が行われます。
外した注連飾りや鏡餅などを竹で組んだタキギと一緒に燃やす神事ですが、
参加者のほとんどはそのときに振る舞われる豚汁やぜんざい、お酒が目当てです。
これの主催はそれぞれの地区の子供会なんですが、もうー準備が大変で大変で!
母親は朝から豚汁、ぜんざい、おにぎりをつくり、
父親は山から竹を切り出して、田んぼの真ん中に空に向け高く積み上げ、
夕方からの火入れに準備するわけです。
日中行う所も多いのに、何故かこの村は夜。
数年前の大豪雪の折は、寒風と共に雪が中国山脈から吹き下ろし横殴りの吹雪。
ぜんざいや豚汁の大鍋や台は雪まみれ、参加者の体は数十センチの雪に埋もれ、
次第に口数が少なくなり、とうとう人影が動かなくなってきた頃、
さすがに生命に危険を感じ早めに切り上げたという、
更年期の夫人方には恐怖の行事なのであります。
なんて言いつつ、私は娘が中学に上がった去年からお役免除。
暖かい部屋でこれを打ち込んでいるのであります。えっへっへ。