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「小次郎つばめ返し」

「バナナの皮」(監督:オダギリジョー)と多摩映画祭のトークショーレポ

「15th 映画祭TAMA CINEMA FORUM」を観に行かれた方から様子を教えていただきまして。
ダラ〜〜と家に居ながら「どうだったですかー?」などと聞きたがる怠惰なワタクシに
お疲れの所わざわざレポして頂き本当にすみません!!
ファンもあまり観に行かれなかった貴重なレポですので、了承を頂きまして一部載せさせて頂きました。
昨日の所のmiriさんのコメントと併せてお読みいただけたらと思います。

「今裸にしたい男たち」でチラっと見たときはまるで期待していなかったのですが
今は「オダギリ監督大変失礼いたしました!」と私の不明を恥じ、お詫びしたいくらいです。
非常にキッチリとした作品で30分弱があっという間でした。
クスクス笑いが随所に起こり、噛み合わず進む会話が奇妙で可笑しくて…。
上映終了後トークショーがありました。田中哲司さん、岩松了さん、村上淳さんの豪華な顔ぶれです。
上映直後だけあって映画の感想がひとしきりありました。面白かったという3人。
脚本を書き、演出もする岩松さんからそのようなお言葉…簡単に喜んでしまいます♪
脚本がキッチリしている(だったかな?)ですとか、不条理劇のようで面白い(そんな感じ)だったり、
村上淳さんが「今日見られる人…レアですよ」みたいなことを言ってました。
「オダギリは絶対出さない(上映しない)」とも…。(が〜〜〜〜〜〜ん!!←小次郎の声)
岩松さんは2〜3日前にジョーに会ったときに「バナナの皮」を観ると本人に告げたところ
「恥ずかしいです」と言われたそうです。
村上淳さんはサービス精神溢れる大変面白い方で本当に楽しいトークショーでした。
岩松さんも間が何とも微妙でちょっとした間で笑いを取れる稀有な方です。
田中さんはお2人に挟まれて普通に見えるのですが酔うとすごいと村上さんにバラされていました。
普通に見えても演技は素晴らしいです。
ほとんど動きの無い静かな役から、ブチ切れた役まで観る側に全く違和感を与えません。
夢の中への上映前だったのでトークショーが終わる間際に村上さんが「バナナの皮」と「夢の中へ」は
リンクしている部分があると言っていました。
「デ・ジャ・ビュ」のくだりは先に「バナナの皮」があって「夢の中へ」のあのシーンがあると…そういうことなんです。
他の作品でアドリブだったとは言え、顔を出してしまうオダギリ脚本…
インパクトが大きかったんだろうなーと思いました。
多摩シネマフォーラム公式パンフの「夢の中へ」のコメントは実行委員会の人が原稿を書いているのですが、
「個人的に今年見た邦画ベスト1位!」
と、あり最後に「(お)」と書いた人の署名がありました。
村上さんがそれを田中さん、岩松さんに見せて「この(お)って誰?オダギリ?」
もちろんそんなことないので会場は爆笑です。
なんてことないところにも出てくるジョーの名前で皆さんがどう思っているのか
何となくわかるような気がしました。