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「小次郎つばめ返し」

[感想]所・さんまオシャベリの殿堂 その2

長い前フリの後(というか私のレポが長いんですが)、ようやく席へ着く3人。
いくつかのお題に沿って話を聞き出すという運びらしいです。


[さんまさんの恐い目が嫌い]
バラエティ時代をご存じの方はピンとくるお題ですが、さんまさんにも何のことかよく分かっているようで、
最初から顔をふせて笑ってます。
「こわいんです・・・・・・。」肩をすくめて思い切り苦手そうな顔のオダギリ氏。
「オダギリ君は『踊る御殿』の話してんのやな、これは。」
なおを笑いながらオダギリ氏の顔を見るさんまさん。
肩をすくめたまま無言でコクコクとうなずくオダギリ氏は本当に子供のようです。
「最初『踊る御殿』によく出てくれてたんですよ。最近オマエ出えへんなぁって聞いたんですよ、この間。
 『いや、目が恐いんですよ!』って。」
さんまさんの話を叱られた子供のように身を縮めて聞くオダギリ氏。
「そんなこと、オダギリ君には優しくしてるつもりやけど・・・・。」
「なんか求めるんだよねえ。」所さんの言葉に相づちを打ちながら
「そうなんですよ!『ほいで?ほいで?ほいで?』」
とぼけた顔でさんまさんのマネをするオダギリ氏に大笑いのスタジオ。
「うそでも作っていわなきゃいけないもんねえ。」
さすが「さんまさん大好き」人間の所さん。よく分かってます。
「ホンット!そうなんですよ!!」
オダギリ氏が大きくうなずくのを遮って
「いや、違うよ!良かったの、最初ドーンドーン受けてて。こいつは出来る男やと思うから、
 振ったら何か返しよるやろという期待感で『ほいで?ほいで?例えば?』という風に・・・。」
目を掛けてくれてたんですねえ、さんまさん。
「この人厳しいからねえ、バラエティに対しては。」と所さん。
「だから笑いをなめんなよ!というのが分かってくれてるから嬉しいよね。」
うわぁ、さんまさんに誉められてファンも嬉しいです。
「俳優さんにはそういう目をしないんですけど、オダギリ君には『恐い目』って思われたらしょーないよね。
 (オレが)認めてるってことですからね。」
さんまさん!そこまで買ってくれてたですか・・・。
しかしオダギリ氏、誉められているのをなんとなく感じつつ、ええ、まあ、と軽く受け流し、
さんまさんの話術にひっかかってまた余計なことを喋らされることを警戒している模様。


「それからバラエティは恐くなって・・・、ほとんど断ってたんですよね。」
うーーーむ、まさかバラエティに出なくなった理由が俳優としてのステップアップではなくて
『さんまさんの目が恐い』だったとは!!
「バラエティとかお笑い番組とかっていうのは職人さんがやることで、笑いっていうのは非常に難しい専門的な・・・」
いかに笑いが難しいかを大まじめな顔で語るオダギリ氏に、さんまさんは「うんうん」と相づちをうちながら
ものすごく嬉しそうです。
そんな2人の暖かい空気の中に
「そんなことないよ。」
と、あっさり割って入る所さん。
「さんちゃんの周りは厳しいけど、オレの周りは柔らかいモン。」
「ああ、案外所さんはそうですよね。」と柔らかさも経験済みのオダギリ氏。
「そやねん、(所さんは)懐深いねん。」というさんまさん。
「そうなんですよ。」とおかしな所で相づちを打つオダギリ氏に
「そうなんですよって誰が懐狭いんや!!」とツッコむさんまさん、
「や、なんか比べちゃう・・・」とボケのオダギリ氏。
会話の合間にこうしたやりとりも楽しむ男3人。
厳しくてもさんまさんの方が親心だから正しいんだという所さん。
「うちは誰か楽しちゃってウケなくても、ま、こいつなんかいなくなるんだからなと。」
ぶっちゃけすぎ所さん。
「恐いけどこちらに(さんまさん)付いていったほうが全員で前にいけると・・・」
所さんの話をうーんと腕組みをして聞いていたオダギリ氏、ハッと我に返り
「いや!いやもう、その前についていく気がない!!」
あやうくお笑いの世界に引きずり込まれそうでした。その言葉に大笑いのさんまさん。
それでも来い!来い!と呼び寄せようとするさんまさんにムリ!ムリ!と断固拒否するオダギリ氏。
あなたの今選択したカードは間違ってないですよ、多分。
「素質があるんですよ。オレがいけるぞおまえ!って目をしてるんだから。なのにやめるから・・・」
ってか、さんまさん、やめるも何もオダギリ氏は最初から役者ですって。
「将来後悔すると思うよ。ああ〜、あのときお笑いにいっときゃなぁって。」
熱弁するさんまさん。
「オダギリ・ダ・ジョーにしたげるから。」
とうとう芸名まで頂戴いたしました。
「こんな男前でトークも冴えわたったら恐いもんなしよ。」
オダギリ氏、さんまさんにものすごいアプローチ受けてますけど
「ええ、もうホント必要のない芸名・・・」
ありがた迷惑気味なコメントに大笑いするさんまさん。
こういう気の利いた返しもさんまさんがオダギリ氏を気に入ってるところなんでしょう。
とりあえず『オダギリ・ダ・ジョー』ではなく『オダギリジョー』が役者として専念するキッカケを
作ってくれたさんまさんにファンとしては感謝しております。たぶん明後日ころにつづく。