oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

すべて天気のせい

梅雨時分になるといろいろな人が現れるものである。
気圧とか天候とか何か人間に作用するのだろうか。
先日、イベントポスターのラフ案を営業が持っていったところ、
折り返し担当さんから電話が入った。
『どーもどーも!お久しぶりです〜。お元気ですかー!!』
2年ぶりの相手はいきなりものすごいテンションである。
子供向けのイベントでイラストがいっぱい入ったラフ案を見ながら、
『いいですよ〜!可愛らしいじゃないですか!!あの左の水着を着た女の子、あれがアナタの小さいときなんですね?』
はぁ?????
「いえ、私の頃はみんな鼻垂らしながらシミーズを着て泳いでましたから。(うそですよー)」
『いやいやいや!こういうものには幼い頃のあなた原風景が表れるモンですよ!』
相手のテンションますます上がってアッハッハと電話口で笑っている。
『で、現在のアナタはハケを握ってペンキを塗ってるあの女性なんですね!?』
なんですね?って尋ねられても・・・・・・。
『で、あの男性は・・・・、で、あの犬は・・・・・』
と全てのイラストに自分流の解釈を付けて電話で話すこと20分。
こんなにハイテンションな人だったっけ?
『地球博のポスターのとなりに張っても見劣りしませんよ!!!(私が言ったんじゃありません)』
そんなわけないジャン!!!!!
やたら持ち上げられても生来疑り深い私のテンションはドンドン落ちていくばかりだ。


『じゃ、詳細を書いた原稿を渡したいので午後から取りに来て下さい。
 私は会議でいませんが、体はここにいなくとも心は原稿と一緒に置いていきます。


・・・・・・・・・・・・んなこと言ってる場合かっ!!イベント当日まで一ヶ月を切ってるぞ!!!
・・・・・とはもちろん言えないので「分かりました。お心ごと受け取りに参りましょう。」
などと、とても素面ではいえない言葉で電話を切る私でございました。