oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

新選組!第38回「ある隊士の切腹」

またやられた・・・。グッタリしてます・・・・。
斎藤さんの出番の回数を気にせず見たのはこれで2回目です。
今見ているのは「史実に基づいた創作ドラマ」なわけでして、
もちろん河合さんが隊規によって死んだことは三谷さんとはいえ変えられない史実ですけど、
先週の薩長同盟のこととほぼ同時進行で組織内部のゴタゴタをやられると
ホントにみんな何やってるんだー!!って気になりますよ。
最後の伊東参謀の言葉も併せて三谷さんはかなり意識的に新選組を小さく見せてるんじゃないでしょうか。
そんなことしてる場合じゃないでしょ!と内ばっかり見てるんじゃないよ!と
視聴者が思わずイライラするように。
隊士達がなんか変だな、違うんじゃないか、こんなはずじゃ・・・と
戸惑い漠然とした不安感を抱いていくのを視聴者も体験している感じです。


「気にしない」といいつつ、あると嬉しい斎藤さんの出番ですが、
いつも唐突でビックリするような映り方ですね。
予告のアレがいきなり最初に出ようとは。
局長の「生きて帰れないかもしれない」と告げるのはつねさんであってほしかったかな。
あんな大事な言葉と時間をつねさんが持てないのは悲しい・・・・。
しかし、殿方ってバカですねー。ギャンブルでそうそうお金が増えるかぁー!!
3人もいるのに誰かこのことに気づきなさい!
斎藤さんは裏稼業時代ボケ〜ッと賭場を見てたんでしょうか。
やけに鋭いと思えば信じられないくらい鈍だったり、結局剣以外では使えない男ということか。
ここでは「お金を擦られたのはオレのせいだ・・・。」が発動されなかったみたいですね。
しかし、し、白い・・・痩せてる・・・・・来るぞー来るぞー、またあの人からメールが。
着信音♪〜「痩せヌード公開」
ホラね、やっぱり・・・・・。
主任はお目当ての局長より断然斎藤さんについてのコメントが多いんですよ。
本当は好きなんじゃないですか?
あれから3人がどうやって屯所へ帰っていったのか、などとどうでもよいことが気になったりして。


事件が発覚したあの時点では土方さんも源さんも河合さんこんなことになるとは思ってなかったから、
切腹がどんどん現実味を増してくるにつれ、みんな焦ってきてます。
なんとか本当のことを聞き出そうとしたり、武田さんに詰問する土方さん。
(どうでもよいこと2つ目は武田さんの部屋の床の間に「金の扇」と「銀の扇」。)
いてもたっていられない3人組は金策に走り、また抗議ををするものありで、
隊士達はなんとか状況を変えようとするけど時間が経つばかりで打つ手がなく、
その間何度も繰り返される「飛脚はまだ来ませんか?」を言われるたびに
見ている私の方もまた焦り・・・。
煮詰まって煮詰まってドンドン逃げ場がなくなっていきますけどよく考えたらですね、
考え方を少し変えれば済む事じゃないですか。
法度だってだれに強要されたわけじゃない。自分達が作ったものだし。
「近藤さんにできることが何故あんたにできない」
いやまったくもってその通り!!!出来ないことないじゃないですか。
自分達で内に内に固まって身動きとれなくなってます。
それを誰も望んでないのにみんな催眠術に掛かった様。
最後の最後まで生に執着し、諦めきれなかった河合さんの無念さがやりきれない。
娘は最後まで飛脚が間に合うと思ってました。
ネタバレを知らない視聴者にはさらに大きな痛手となったでしょう。
せっかく広島まで決死の覚悟で行ったのに全く相手にされてない近藤さん=新選組=幕府。
予告で谷さんを背後にまわって斬りつけているのは斎藤さんかな?
その剣を当初の近藤さんの言葉通り「ご公儀の為」に役立てて欲しいんですけど。
イラストはまた後日。