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「小次郎つばめ返し」

夏の王様番宣「NHKお好みワイドひろしま」その5

「もともとスポーツはお得意なんですか?」
「ぼくはぶっちゃけた話し、あの〜苦労をあまり好まないタイプなんですよ。」
 NHKで「ぶっちゃけ」を使用した人はこの時のオダギリ氏が最初かもしれません。
「特に肉体の苦労を好まないタイプで中学1年の時柔道をやっただけで・・・。」
えーーーーっ!柔道ーー!?と驚く両アナ。一番想像に遠かったんでしょう。
「白帯です!そのあとはスポーツは一切やってないです。」と得意げなオダギリ氏。
いやその時だって後で別に聞いた話では名前だけの「柔道クラブ」で、
思いついたままサッカーやったり、好きなことばかりやって、
柔道の練習なんかほとんどしてなかったそうじゃないですか。
しかし、それであの身体能力ですよ!
うわっーーもうーーーすんごい持ち腐れ(いやまだ腐ってないはず)じゃないですか!
「じゃあ、今回かなり乗って漕いで大変だったでしょう?」
どうみても三十路を大幅超えたと思われる男性アナから実感のこもった質問です。
「いや、でもそうでもないです。なんか体は結構スポーツに向いている方なんですよ。
 不思議ですよね。普段やらないんですけど。」
そうなんですよ。やらなくても出来る人は油断しがちなんですよ。
で、ある日いきなり「あれっ?こんなことも出来なかったっけ?」と気がつくんですよ。←一般論です、一般論。
「さ、この暑い中に行われたロケなんですけど、その様子のVTRがありますので・・・」
女性アナの紹介に
「えーーーっ!?あるんですかーーーー!?」と大げさに芝居を打つオダギリ氏は
「そんなに驚かなくても・・・」と冷静に男性アナに返され、ちょっと照れ笑い。
番宣番組にサービス精神旺盛なオダギリ氏というのも大変珍しく微笑ましいです。


<VTR>暑さで陽炎のたつアスファルトの向こうから一斉にバイク(競技用自転車)が通り過ぎ、
離れて一番最後に37番の男が今にも倒れそうにヨタヨタと登場。

「あ、あ、これがオダギリさんですね?なんでこんなフラフラしてるんですか?」
「これ演技ですから。ホントにフラフラしてるんじゃないですよー。」
心外そうに自己フォローするオダギリ氏。
<VTR>ホースから水を掛けて貰ってる37番の男、出番待ち。暑そうに顔をしかめています。
「あっ、ほらこれ、ただ水浴びしてるわけじゃないですよ。暑くてですねえ、普通にかいた汗が乾いちゃうんですよ。
 すぐ乾いちゃってドンドンドンドンかけないと・・・。」
<VTR>とうとうメットとサングラスを外しペットボトルから直接背中に水を掛けて貰ってます。
水に濡れて後ろになでつけた髪はオールバック状態、むき出しの首から肩、スッとのびた手足、
暑くて死にそうなオダギリ氏には悪いんですけど、すんばらしーーいプロポーションですっ!!!!!
これを眼福と言わずしてどーーするっ!!
このドラマを、この時のオダギリ氏(この時って・・・)を映像に残してくれてありがとう、NHK広島!!
<VTR>ヨーイスタート!で拍手の中フラフラと走り出す37番の男。
「いっぱいエキストラの方もね参加して頂いて、本当に助かったんですよ。」
こういうコメントをサラリと言えるアナタはいいですねえ。
「(島の人達は)優しかったんですよー。あったかいですよやっぱり。広島の人はみんなあったかいですね。」
広島のオダギリファンが泣いて喜びますよ。
「1,000人ものエキストラの方に参加していただいて。(画面を見つつ)あの〜これ山根さんですね、こちら・・・。」
このウラヤマシイ山根さんという方はおそらく60代の男性。
「あ、ヤマガタさんですね。申年なんですよ。」
NHK的にはほとんどどうでもよいコメントですが、
「よく覚えてますねー。」と、やさしいNHKアナ。やっぱり基本的に広島の方は優しいんでしょうか。
競技のレースシーンには実際のアスリートを県内から集めたらしいです。
「だから筋肉もすごいですよ皆さん。ボクがいかに細っちくて弱っちいかを見せつけられたシーンです。」
いやいやいやいやいや!!!!!あなたもすごいんですよ。
「でもこんな風に合宿的にねロケに参加しますと仲良くなったりとかも?」
「ホントに仲良くなりましたねー。毎晩あの〜酒ですよ、ええ。もう浴びるように飲まされました。」
あははははと楽しそうな両アナ。
いや、田舎のコミュニケーションはまず何はともあれ酒ですから。


<VTR>エキストラの方々がたくさんフェリーから降りる画面。
「これもうホント暑い中、一生懸命にねえ。」
思い切り申し訳なさそうなオダギリ氏。
「これ、カミコショウさん!(漢字が分かりません・・・)」
エキストラを誘導する身内NHKスタッフの名前をオダギリ氏に突然言われ、
スタジオの見えない別の場所から笑い声が聞こえてきました。
「ホントにね、ドラマが成り立ったのはエキストラさんのお陰ですよ。これはハッキリと言っておきたい。」
ああ〜〜〜・・・・芸能界という特殊な環境に身を置いて、こういう忘れがちな感覚を
ナチュラルに持ち続ける事が出来るオダギリ氏。
もうね、ホントにこういう所がもう・・・・・え〜〜その〜〜〜まあ、有り体に言えば好きです、ええ。
つづく