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「小次郎つばめ返し」

[感想]スタジオパークからこんにちは その9

2、ヒーローに変身
今回長い上に私の思いこみフォローがうるさいかもしれません。すみません。


「ちょっと休憩にいきましょう。」
いきなり休憩ですかっ!?
と言ってもCMがあるわけでもなし、オダギリ氏作詞作曲、今や幻の“t”をBGMに静止画像が
出るのみです。
1枚は大学時代の写真かな?ショートヘアにヒッピーテイストのトンボサングラス、
『時代遅れのスタイリストざます』・・・みたいな(ナンノコッチャ)ファッションですが、
相変わらず無理なく似合っちゃうところがスゴイですよ。


休憩の後に画面に出たのはガスバーナーを構えてキノコ種の怪人を焼いているシーンと
仮面ライダークウガ(2000)』のテロップ。
うっわぁー、懐かしいなあー。榎田さんと一条さんだっ!
子供に囲まれている雄介が妹のみのりに向けてサムズアップ。すんごくいい笑顔ですよ。
「この笑顔に・・・!」
相当照れくさそうに顔をペロリと撫でるオダギリ氏。上げた顔はまた真っ赤です。
「ヒーロー物って苦手そうな感じがするんですけど・・・。」
上田アナの言葉に目がグルグルと動き、瞳が揺れているように見えます。
「も、ホントダメですねぇー。ええ、ヒーロー物がキライでキライで。」
ヒュルルルルル〜〜〜ドッカーーーーン!!!!←その時の私の気分
「オーディション、ちゃんと受けに行って・・・?」
田切アナが戸惑いながら問うと
「でもその話し長いんですよ。」
いや!!是非!続きを言っといて下さい!このまんまで終わっちゃったらアナタ・・・!
「短く言うとどんな感じですか?」
「端折って端折って言うと・・・・プロデューサーに説得されてやるしかないなと・・・こう・・・・」
どこからどう言おうかと言葉を探すオダギリ氏。
「あの・・・ホントに悩んだんですよ。受かっちゃったことに・・・。」
オダギリ氏の言葉には一切の自己防衛は無し。
「でもオーディションで一応ほら、やる気のあるように・・・。
 その時オダギリさんはヒーロー物をどういう思いで・・・とか聞かれるとどんな感じだったんですか?」
上田アナもどこからどう聞こうかと言葉がヘンになっちゃってます。
「いや、これ話すと長いんでねー、別の機会に話しますけど・・・。」
やーーーーめーーーーーてーーーーー!!今話しといて!!
「その間が勿体ないので言ってみてください。」
あくまで話の続きを聞き出そうとする上田アナ。グッジョブ!!


「あのー要するにボクはあんまダメだったんですね。で、受けないといけない状態になりまして、
 受けに行ったんですが、出来るだけ落ちよう落ちようとして臨んだんですよ。その姿勢が良かったみたいで。」
オダギリ氏が真面目に話せば話すほど、のけぞって大笑いの両アナ。
「何がイヤだったんですか?」
「いや、もうウソっぽくって。怪人が出るとか変身するとか、戦うとか・・・」
ドッカーーーーンドッッッッカーーーーン!!←爆死寸前の私
「ウソっぽいのがダメだったんですよ、当時はね。」
当時ですよ!当時!(必死)
「いやこれどーしたものかと。死ぬか逃げるかしかないなと。」
いつもの茶化した言い方じゃないのが当時本当に悩んだ様子を伺わせます。
「そういうときに東映のプロデューサーと三者面談になりまして、プロデューサーはそういうボクのヒーロー嫌いなところを
 選んで頂いたようなもんだったんで、そういうオダギリにしか作れないものを作って欲しいって言われて・・・・。」
真剣なときに見せるちょっと目を細めた表情で続けるオダギリ氏。
「あの・・・すごく端折ってますよ、ここは。」
大丈夫!私はさらに端折ってます。
「ボクのカッコイイようにしか言ってないですけど・・・あの、そういうことですよ。」
このあたり実にオダギリ氏らしい言い方ですねえ。自分のフォローや言い訳になることは大層口が重い。


「これまでの形にはまったヒーロー物じゃないってことですね?」
「そうですね。その時に今までのヒーロー物を壊したいと言われまして・・・」
「いや、実際コレ壊したでしょう!!だって!」
いきなり大きな声でどしたーーー!?小田切アナ!
「私も仮面ライダー世代ですけど、いわゆる昔のヒーロー像とは全く違うね、ほんとに優しそうな・・・」
今までのおとなしさがウソのように活気づく小田切アナ。
「実はすごく好きで観てたんですよ。」と暴露する上田アナ。
「観てたんですよ!私!」
いや、今上田アナから聞きましたって。
クウガをですか?ああ〜ありがとうございます。」
意外なほど真面目にお礼を言うオダギリ氏。
「何なんだ!このヒーローはと。」鼻息荒い小田切アナ。
「いや、もうホントにね。賛否両論といいますか。ものすごっ非難を受けましたよ。あんなやつがヒーローやっていいのか!
 みたいなメールをたくさん頂いて・・・『うっせえや!おまえら!』みたいな・・・。」
「い、今のはメールを見ての一言ですからね!テレビに向かって言ったワケじゃないですから!」
フォローが忙しい上田アナ。
非難メールだけじゃなかったハズですよ。きっとそれを上回る応援メールも来ていたハズです。
「新しい物を作るときはそれまでの厚みの反発もね・・・」
「あるけどもね、受け入れた方も多かったと思いますよ!オダギリジョーという名前がね。」
上田アナの言葉を途中で引き取って小田切アナが熱い!


「ホントにスタッフ一同頑張ったんですよ!この番組は!一年やるんですけど、スタッフは休みが
 三日四日くらいしか無いんですよ。もう大変なこれねースタッフキャスト一同頑張って最後は良かったと・・・。」

ギャーーーーンギャーーーン!(うるさい)両アナ、この言葉を引きだしてくれてありがとう!!!!!
決してヒーロー嫌い=クウガ嫌いではなくて、クウガに出たことも羞じていないと、
「オレが五代雄介だ」と番組終了後に取材で答えていた言葉にはウソがないと信じるファンの一人でございます。
まだつづく!