［感想］情熱大陸（２００５．９．１８）※視聴直後の勝手な感想です。

攻撃的なオダギリ氏、
大きな声を出すオダギリ氏、
顔色を変えるオダギリ氏、
３０分間イラツキっぱなしのオダギリ氏。
今までのトーク番組やドキュメンタリーでは、
おそらくゲストに気を使って避けられていた部分ばかり。
私はもうホントーーーに！楽しませてもらった。

番組スタッフはオダギリ氏を横から時々ツンツンとつついて反撃を促し、
冷静を装っているオダギリ氏はまんまとそれに乗ってしまう。
初顔合わせから４ヶ月間、取材者とオダギリ氏は近くもならず、突き放すワケでもなく、
同じ距離を保ったままに見えるけど、
『オダギリジョーはスターだ』
という、おそらくオダギリ氏が一番嫌がる答えを持ってきたときに、
むき出しで生身のオダギリ氏が現れて取材者のテリトリーに猛然と踏み込み、
距離が一気に縮められたような気がする。
もう番組の方向性や、取材中に自分がどうカメラに録られてるかなんてどうでもよく、
取材者にしつこく食いつくオダギリ氏。
編集所へ通うオダギリ氏は、
多分前夜に「よし！明日はこう切り返してみよう！」
と一人シュミレーションして楽しんでいるに違いない。

おそらくオダギリ氏はこの取材者にものすごく気に入られ、
オダギリ氏も本気になったということなんだろう。
「俳優オダギリジョーは？」の答えは結局分からずじまい。
議論中で番組が終わったように答え探しは始まったばかりだ。ブラボー！