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「小次郎つばめ返し」

Nステ「チャンスの前髪1」(2003.9.12)

番組のワンコーナーとはいえ、あの久米さんのニュースステーションですから!
当時まだまだ駆け出し感のあったオダギリ氏のメジャー番組出演と言うことで、
ファンは出演が決まった日から、ソワソワと待ちわびたものでした。
スタジオで「今日はこの方です。」と当時のサブ、渡辺真理アナが紹介すると、
画面のテロップは珍しく『小田切 譲』と漢字で書かれ、小さく『オダギリジョー』とルビ。
私が知っている限り、クウガ以降漢字で紹介をされたのはこの番組だけでした。(他にもあったかな?)
どーですか!漢字で書くと途端に黒髪の文学青年になりますねえ。(注:個人のイメージ)
「なんで全部カタカナなんだろうってズーッとそれが聞きたかったんですって言ったら、
『そんなことですか。』と言われました。」
思い出したのか少し口角を上げてニヤリとする渡辺アナ。
くくく・・・その場が容易に想像できますねえ。
「あの、こういうお名前です。」
モニタでテロップを確認する渡辺アナ。
「デビューの時に『ゆずる』と読まれてしまったから、全部カタカナで通すようになった。
『それだけです』ということでした。」


コーナー名の後、VTRに映し出されたのは東京新宿。「歌舞伎町さくら通り」と看板が見えます。
暗く狭い通路を通り抜けスタジオに入る2人の後ろ姿。
「久し振りですか?」と前を行くオダギリ氏に問う渡辺アナに
「久し振りですね。」とお得意のオウム返し。
場所は『新宿ロフト』。
<ナレーション>
『このライブハウスに俳優オダギリジョーのもう一つの顔がある。』
ステージは客席と余り変わらない高さにあり場内もおそらく小さめ。
「見にもいらしてたんですか?」の問いには
「ええ、ロフト結構好きで。」
オダギリ氏の隣で気付かずに縦揺れ横揺れされた方もいらっしゃるんでしょう。


<ナレーション>
『純粋に音楽を楽しみたい。だから彼のライブはいつもシークレットである。』
このころだったですかねえ。
自分の名前は出さずにファン的には割と分かりやすいグループ名で出没し、
怒髪天などの前座をしてました。
まあシークレットのわりには本州の辺境にいた私が知ってたわけですが・・・。
「よくやるのは全部ライトを落として貰って、映写機だけをあてて貰うんですよ。
 その光の中だけでやるからこれくらいステージから離れていると顔すら見えないんですよ。」
「何故そこまでキビシイんですか?」
渡辺アナには全部お見通しですよー。
単にステージの演出というだけでなく自分がバレたくないための目くらましだと。
途端に「いやいやいや・・・」とテレ苦笑いのオダギリ氏。
「いやなんか・・・・あんまり・・・・・その・・・・・やっぱり・・・・ん〜〜〜」
って、まるで吉本新喜劇のボケのように引っ張るオダギリ氏。早く本題へ入ってください!
いや、ワザとじゃなく見透かされて困惑しているようです。
「自分を前に出したくないんですよね。」と本音をポロリ。
自分を公に出すことを極端に恐れるオダギリ氏をどこまで引っ張り上げることができるか?
渡辺アナの手腕に掛かってます。
私もウロオボエ状態で次の展開を楽しみに続く!