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「小次郎つばめ返し」

熱海の捜査官 第6話

宇宙的な広がりを見せるバス消失事件。
まさに謎が次々とホワイトホールから吐き出され続けてます。
「全裸の写生会」「湾岸道路建設」「使い道のない堤防」「援交陶芸クラブ」「蛇川じいさん生死の真偽」
「ネット宗教」「荒らされた部屋」「椹木みこの数式」「東雲麻衣の家族」・・・・・
いやもう出てくる出てくる!
肝心のバス消失事件は、吐き出された多くの謎に覆われて見えなくなり、
「ところで何の捜査だったっけ?」と確認しないと忘れてしまいそうです。


しかも今回は、謎の言葉が解答も示されず残されたままです。
1、蛇川じいさんが倒れていたワケ「拾坂さんにさんざん話した。」
  →拾坂はなぜそのことを黙っていたのか、なぜその理由を話さずはぐらかすのか。
2、湾岸道路建設について藁久保土木課長が「もともと作る約束で反対運動をさせた。」
  →すでに作る事が決まっていた湾岸道路を、敵対関係にある団体同士が結託して反対運動をさせている。
一体全体どうなってんだ、この町は!


疑えば拾坂の無能ぶりも「フリ」ではないか、
市長とNPO法人代表平坂は最初から協力関係にあったのではないか、
ひょっとしたら犬塚が広域捜査官になりたい為に全てを企てたんじゃないか、
南熱海荘の主人と桂東さん兄妹は、実は中央から派遣された隠密捜査官ではないか・・・
何もかもが疑わしい南熱海ですが、むしろこの町では真実を見つける事の方が難しそうです。
そうそう、今回一つだけ事実が明かされました!!
四十万新也と甘利レミーは腹違いの兄妹であったという事です!
・・・・・だから何なんだって話ですが・・・・・。


どこまで膨らむのか、バス消失事件。
膨張したまま爆発せず、限界まで膨らんだ風船がシュルシュルとキレイに萎むような快感を
最終回ではぜひ味わせて頂きたいです。