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「小次郎つばめ返し」

旦那の給料日までの十日間、絵を見て腹を太らせます

どもども。年寄りが居なくて時間が出来すぎるとかえってパソ時間が無くなるんですねえ。
パソ三昧の予定だった連休最後の日、ワタクシが旦那に引っ張られて連れて行かれたところはココ。
アトリエYASUさん(大海康史さん)→http://oomi.rj-1.com/yasu.html
地方新聞の記事で絵を知った旦那が見に行きたいと常々言っていたアトリエです。
休館日が記してなかったので、直接を電話で問い合わせたら、
普通の家に電話したようなテレビ音がする中、普通のおじさんが「何時頃来られますか?」というので、
「人が来たら開けて見せるつーんかい!」と旦那と言っていたら、まさにその通りでした。
まあ、よく考えたらアトリエですから自宅ですね。
おじさんは大海康史さんご本人でございました。
一昔の大学生の下宿のような畳み部屋に作品が山積み、そこで埋もれるように描いていらっしゃるようでした。
画風は主に写実、何でも描かれますが風景画が多いようです。
作品例→http://oomi.rj-1.com/sakufu/syajitu1.html
驚くのは写真かと思うほどの写実的な絵の方ではなく、すべて色鉛筆だけで描かれてる事です。
しかも一切の資料無し。
大海康史さんの記憶の中にある風景を何も見ずに描かれるので、「写実」と言いながら実在しない風景なのです。
ワタクシの中では「これいいねえ〜。キレイだねえ。」観に行ってよかったねで終わるハズだったのに
おそるおそる購入できるのか聞く旦那。おいおい!!
しかもあら不思議、バッグの中には今月のワタクシの出し忘れた給料袋がそのまま入っていたのであります!
迷わずご購入と相成ったのでございます。


悪性リンパ腫で現在も治療中の大海康史さんは、両手にもたくさんの手術跡が。
「最初はみなさん同情して見に来てくれるんですよ。でも帰るとき絵に感動して帰ってくれるんですよ。」
とフフフと笑っておりました。
訪れて、買われるのは主に年配者の方が多いようです。
美しい夕焼け、香る夏草など、康史さんと懐かしい風景の記憶を共有するたくさんの年配者たちを
どこかで癒し続けているでしょう。