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「小次郎つばめ返し」

深夜食堂 第十話(最終回)

順不同の感想アゲでスミマセンです。
派手なBGMも、非日常的なエピソードも、特別な料理もなく、
満腹と言うより、深夜にふさわしい夜食的なドラマでした。
寒い夜に、軽く食べて暖まって寝る感じでしょうか。


役者ファンのため、どうしてもドラマの感想が役者寄りになることをお許しくだされ。
隠し味にしては異質で味が引き立ちすぎるカタギリさんに
何のエピソードも無く終わったら暴れるぞー!松岡監督!と思っていたら、
含みを持たせたエピソードが用意されておりました。
サイドストーリーなのに、オダギリファンがタハッ!となる台詞やシーンで遊んでいる辺り、
松岡監督、本当にオダギリ氏が好きなんでしょうねえ。
でも「熊野 1000年前」って。ついネットで探しまくってしまいましたよ。


カタギリさんはオダギリ氏なんでしょう?
いやその通りなんですが、キャラの役所というより、ご本人そのもののようにお見受けします。
一つの場所で、一つの事をトコトンやり通す人を羨ましいと常々語っておりますが、
好きな場所で阿吽の人たちに囲まれて過ごしていると、
自分でもどうしようもなくその場から離れたくなってしまう性分は、役者アテ書きに思われます。
こうしてみると人生の旅人のような役柄が多いですねえ。
仁村雄二といい、坂崎といい、ギンコといい、BIG RIVERのテッペイといい。
そして何より、永遠の旅人の言葉、
「今度の旅は長くなりそうです。」
オダギリ氏の口から再び聞けて、思わず心が震えてしまったワタクシです。


「世の中は さすらい迷って 戻り川」 
心が騒いで飛び出しても、また日本のテレビや映画に戻ってくだされれば十分です。