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「小次郎つばめ返し」

ぼくの妹 第五話

大滝秀治さんが頭に血管を浮かべて真っ赤になっているのを見たら、
「重度の腸閉塞なら、明日などと言ってないで緊急手術が必要じゃないんだろうか?」
などという疑問は小さなこだわりのような気がしてまいりました。
本当に血管が切れるんじゃないかと、その方に気を取られましたよ。(ダメじゃん)
「花の育て方」なんて手帳に書いてるし、花畑を譲るなんて言ってるし、自分の身元や過去を盟に明かしてるし、
こういうのを「死亡フラグ立ちまくり」って言うんでしょうねえ。
ドラマの登場人物が綺麗に退場する時のお約束のように思えますが、
ドラマの中だけではなく、年を取って大滝さんのような立場になったら、
やっぱり最悪の場合を考えて、あれやこれや準備してしまうものなんでしょう。
あのキバコさんでさえ、再検査になった時に身辺整理してましたから。


ドラマの大きな柱かと思われた「里子の死の真相」が、先週あっけなく解明され、
物語は次の柱に移ったようです。
颯(長澤まさみ)が九鬼(千原ジュニア)に突然恋心を抱くようになるのは、少し強引な気もしますが、
これって、揺れる吊り橋の上で一緒に緊張を感じた男女は恋愛に発展しやすいという、
「吊り橋の恋」ってやつでしょうか。
効果てきめんですねえ。
たまには旦那にも橋を揺らせて欲しいものです。
弁護士の瀬川(田中哲司)の立場がいっそう気の毒になってきましたが、彼は元々そういう役割だとしても(おい)、
九鬼に対しては「ダメンズ好き」なんて軽く茶化して流さないで、
きちんと深く関わるところを最後まで描いて欲しいなと思います。


それにしても「普段のお兄ちゃん」と「手術着を着ている江上先生」とでは
「俺、参上!」(例えが一般的ではないか)というぐらい中身が変わって見えますねえ。
まるで「こち亀」のバイクに乗った本田さんのような変身振りです。(だからその例えも)
今週のドラマの中盤辺りから、九鬼と立場が入れ替わった盟。
ちょっと残念ですが、今度は九鬼をどう追いつめていくのか楽しみです!(そういうドラマじゃ・・・)