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「小次郎つばめ返し」

だから年寄りにはスピーディーに対処して下さい

若者は短気、年寄りは呑気と言うのは勘違いである。
むしろ若い頃より短気になり、たった数分待たされるだけで過剰にイライラする。
「だってレジで年寄りはのんびり支払いしてるし、横断もゆっくりじゃん!」と思うかもしれないが、
それは気が長くなったのではなく、身体運動能力が衰えて小銭を早く取り出せなかったり、
注意力が落ちて、すぐ側で車が自分の横断を待っているという事に気づかないためなのだ。
最近一年が過ぎるのが早くなったという話題から、子供と大人では時間経過の感覚が違うらしいという事を知ったが、
今日、私が点滴を打つまでに40分近く待たされた事にイライラして、
「点滴はまだでしょうか?」と窓口にクレームをつけたのも
私の中の「大人体内時計」が早く過ぎるため、40分経過を4時間くらいに感じたためかもしれない。
結局40分おくれで始まった点滴は、いつもより40分遅く終わり、
下校する娘を、待ち合わせ場所で40分以上待たせてしまったが、
娘は「いや全然大丈夫。スーパーで立ち読みしてたし。」と一向に苛つく様子も無い。
一千万円から 2,000円を出費のは微々たるものだが、
同じ 2,000円を一万円から 出費するのは痛い。
人生の残り時間がたっぷりある娘にとって40分は微々たるもので、
一万円分の残り時間しか無いワタクシにとっての40分は、大変痛い出費に感じた、
つまりそういう事なんだな。書いててガックリ・・・。