oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

天体観測 第10話「最終章」

最初に書いたようにリアルタイムで見ていたときは、
「陰があって、一匹狼で、タイトな服を着て、不器用だけど本当は仲間思いで、タケシは目立ちまくる美味しい役じゃん!!」
と思っておりました。
春のタケノコのように、オダギリ氏もグングンと知名度と人気の上がっていった時期でしたし、
私も精神的に幼いおばさんだったので、滅びの美学というか、そういうものをティーンのようにカッコイイと思っておりました。
新選組あしたのジョーが好きな事を考えると、未だその傾向はあるように思いますが。
年月が経ち、娘も大人の仲間入りが近くなり、精神的にも外見通りおばさんになりつつあるこの頃、
本当にタケシは死ぬしかなかったのだろうか?と疑問を持つようになりました。
自分の家族の為に人生を少しだけ無駄にして借金を返し、
今度は新しい家族を守ろうとあらゆる手を尽くしたタケシには、
カッコわるくても、情けなくとも、仲間に助けを求め、卑怯でも、逃げ回っても、どんどこであろうとも、
何とか未来に希望を繋げる形で生き残って欲しかったなあと思う気持ちが、話数を重ねる毎強くなるのであります。
人生は、過去からやり直す事は出来ないけれど、新しく進み始める事は出来るじゃないかと思うのであります。
自分を信じる勇気があれば。
「信じる事が一番の勇気(でしたっけ?) by美冬」
人を信じる事は出来るけど、自分を信じる事はなかなか難しいようです。


恭一に、いつもどこか心を縛られている美冬が
「私たち別れましょう。」と切り出した時、
全国の視聴者が「アンタ達、いつから付き合ってたの!!?」と同時に叫んだと聞きますが、
ワタクシもそう思いました。ええ。
美冬と恭一が未だに好意を持ち合っているとは感じましたが、
お互いが支え合うような特別な間柄には戻ってないと思っていたので、ちょっと驚き。
友也もあれは八つ当たりというものです。
「恭一しか見てなかったじゃないか!」というなら、タケシの言う通り、何故体当たりで告白せん!!
心の詩にイラストを付けて他人を勇気付けている場合ではない!