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「小次郎つばめ返し」

注意深く見守り中

気づいたのは数年前、いや結婚して間もなくだったかもしれません。
川向こうの山の麓の一番日が当たらない場所に、工事用の倉庫のような建物が建ち始めました。
夜は電気がつき、持ち主が仕事が終わってから1人でコツコツと建てているようでしたが、
周りに民家は無く、二階建ての灰色の骨組みに山の斜面の蔦が覆い被さるように茂り、
倉庫とはいえ、いかにもジメジメした湿気を感じるその場所に建てるということが奇異に感じられました。
そのうちに川向こうの倉庫の存在をすっかり忘れていましたが、再び気づいたのは今年の春ごろ。
なんと倉庫正面にはエントランスが付き、それが住居であった事が発覚したのであります。
しかも未だ工事中の様子!!
住居であったということも驚きですが、さらに驚きなのは、
二階部分の壁がどう見てもセメントのブロックだと言う事です。
塀に使うあの粗くて四角くて真ん中に空洞のあるあのブロックが、
まるでオモチャのレゴブロックのように積み上げられて部屋になり、
さらに蔦が壁を伝い始めているのでありました。
こ、怖過ぎ!!!!!
しかしここ数週間作業は行われず、
かわりにその家の真ん前にお墓が建てられた事が大変気になっている次第です。