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「小次郎つばめ返し」

大阪思いだし記 2

大阪に行ったら是非試してみたい事の1つにマッサージがありました。
知識が増え頭が重くなったのか?はたまた何かご先祖様に失礼を働いてしまったのか?
昨年から急に痛み出した首筋から肩のヒドイ凝りで、むしろ日常化した痛みに体が慣れてきた今日この頃です。
「なんでこんな中途半端な場所のホテルなん?」と言われつつあのホテルにしたのも、
天然温泉が出て、ボディマッサージが受けられる施設があるという理由でした。
さすがに田舎者がいきなり「フェイシャルエステ」「ヒーリングマッサージ」など
緊張で心拍数が上がりそうなところへ行くのは気が引けたので、マッサージは諦めようかと思っていたところ、
それとは別に部屋でマッサージが受けられるサービス(といっても金は払うけど)があることを知り、
「もう私も十分、人からマッサージして貰っても良い年頃よね。」と自分に言い聞かせ、
思い切って受けてみることにしました。


数分後、現れたのは実家の母より少し年上に見える女性でした。
ドアまで出迎え、愛想笑いしつつ「宜しくお願いします。」とペコペコと米つきバッタの私。
背が小さいため、瞬間(瞬間のパッと見ですよ)実年齢より少し若く見られる事が多い私は、
この場合あまり宜しくない作用に働いたと思われます。
マッサージのお母さんの中でワタクシは、
『連休というのに家に旦那子供を置いて、一人でホテルに泊まるバカママ客』(あくまで私の想像です)
と化し、客だというのに完全に彼女に主導権を握られてしまいました。
「はいそこに横になって。」と最初から命令調。
「ちょっと髪が邪魔だからゴムか何か留める物無い?」などと言われるのに何か納得出来ないけれど、
あ、すみませんとニヤニヤヘコヘコする小市民。
手を肩に置いた瞬間「うわっ」とお母さん。
「凝ってますか?」と聞くと「凝ってるかどうか分からないくらい肉がない。」と呆れられている様子。
なんとか機嫌良くマッサージしていただこうと、
時々「マッサージお上手ですね。」とかトンチンカンなおだてを言いながら、
お母さんをヨイショしまくったのであります。(ホントにばか)
「運動不足よ。体操してごらん。」とお母さん。
「マッサージなんていらないよ。NHKで朝6時半から体操やってるから。」
とお説教されつつ30分、最後に「ありがとうございました」とワタクシがお礼を言い、
お金を払ったのであります。
何か話をして盛り上げないとという変なサービス精神と緊張で
ガチガチに体中が痛くなった、初めてのマッサージ体験でした。