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「小次郎つばめ返し」

こんな音楽の授業だったら頑張るよ

「あれ誰だっけ?SMOKE ON THE WATER??アレ歌ってる人・・・。」
こんな歌こんな歌!と言いつつ娘が鼻歌で歌うと特徴のあるイントロですぐに分かった。
「ディープ・パープル?」と答えつつも実はあまり自信のない私。
「そうそうそう!それ今日、音楽の授業で聞いた。」と娘。
そういえば前に音楽の授業で「ロック史」を習ったと言っていたなぁと思い出す。
「聞くって、授業中に音楽鑑賞で聞くの?椅子にちゃんと座って背筋伸ばして?
 先生が前に立ってて、みんなは並んで席について??」
何故そんなにしつこく聞いてしまうかというと、
学生服を着た中学生がこの曲を大人しく授業中に聞いている・・・という光景が
思い浮かばないからなのだ、
「あの・・・やっぱ腕を振り上げたり頭を揺らしたりせず、きちんと『手はお膝』で聞くの?」
授業中だから当たり前なんだろうけど、やっぱり想像できない。
「教科書に載ってるのがヒゲだらけの人が髪を振り乱してる写真で、
『なんだこれ!』ってみんな言ってた。」と、クックックと笑う娘を見て、
授業中音楽鑑賞と言えばクラシックばかりだった時代の私は、
ウラヤマシイなあと心底思うのであった。