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「小次郎つばめ返し」

帰ってきた時効警察 第6回

「青春に時効があるか否かは熊本さん次第! 」
【脚本・監督:園子温】ゲスト/西田尚美
若い時って自分が“若い”ことに気付きにくい気がします。
別段若い事で得をすることもなく、若い脳を持っていても勉強をせず、
若い体を持っていても鍛えるわけでもなく、
ただ若いと言うだけで、今思うと宝の持ち腐れ状態でありました。
そして今になって「あの時、ああすれば良かった、こうすれば良かった。」と思うわけですが、
じゃあ学生に戻してやろうと言われたところで、きっとまた何もしないままのような気がします。
で、今ほぼ年寄りに囲まれて暮らしていて思うことは、こんな世間的にはオバサンの私でも
彼らから見ると十分“若い”ということです。
けれど今出来ることをやってるかというと、やっぱりいろんな理由を付けてやってない。
人の若さには気付いても、現在の自分の若さには気付かないものかもしれませんねえ。


園さんの回は時効ファンの評価が別れるそうですが、
私はいつも見終わったあと、ちょっとおセンチな気分になります。
他の回よりウェットな感じがするからかな。
時効警察”らしいかどうかは別として、これは園さんだな・・・と分かる、
制作者色が強い話がキライじゃないです。
今回もいつもと同じメンバーなのに、いつもと違う不思議な空気を最後まで楽しみました。


「年を取るって楽しいぞー!」と高らかに宣言するほどでもないけど、毎日結構楽しいです。
でも若くありたいとファッション誌を見たり、マッサージしたり、諦め悪くジタバタするのも楽しいので、
もうしばらく「アディオス!青春!」とは言わずにおこうと思います。(ドラマの感想と言えるか?)
イラストは後日です。


<今週の確信>
「年を取るって楽しい!!と思えるか否かはあなたの健康次第!」
余談ながらツボ師匠役の山口美也子さんの弟さん(多分当時30代前半)と同じ課で働いたことがありますが、
シスコンか!?と思うほど、お姉さんを自慢にされていたのを思い出しました。