ちょっと蟲・・・じゃなく、虫がいいんじゃないか専務

社長のハナちゃん化が甚だしいこの頃、
好きな時間に出社して（というより散歩に来て）、
お客様がいてもお構いなしに事務所のソファーで日本酒をちびりちびり、
週刊誌を読んだり、うたた寝したり、
そして好きな時間に退社するという奔放さでなのある。
事務所から内線で『キバコさん、社長が家に帰るって言うんだけど・・・』と常務、すなわち社長の奥さん。
「ええ、ええ、どうぞお帰り下さい。」・・・・で済めばいいんだけど、
常務の言葉の、隠された真の意味を汲み取らねばならない。
要するに「車で家まで送って欲しい」と言うことなのだ。
家まで社長を送り届けるのは、そんなに時間のかかる事じゃないけど、
仕事の手を止めて他の用事をするというのは集中力も切れるし、
第一何故社員が個人的な家庭の用事まで面倒を見ないとイカンのだという不満も沸き上がる。
しかし「家で隠居してろー！」とも言えず、結局従業員の誰かが送り届けることになるのだ。
・・・・・つーか一番の不満は、息子の専務がすぐに立ち上がって
「オレが送ろう。」と言うのが筋じゃん！！という事なのである。