oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

経験が人を賢くする

毎週水曜日は娘の通信教育の担当さんから電話が掛かってくる。
娘に押し切られて始めた通信教育だが、
毎日コツコツと少しずつ進めていくやり方が娘には適していたようで、
3年目に入っても「春の講習会だー」「夏の模擬だー」と楽しそうだ。
ところで昨日水曜日、園ちゃん(担当さん)からの電話はいつもの学習の進み具合のチェックではなく、
通信教育の主催するホームステイのお知らせであった。
ホームステイと聞いて娘の顔が焦る。
と、いうのも管理しておくよう渡しておいたパスポートが最近見あたらないのを気にして、
掃除をするたび、どうもこっそり探していたらしい。
「あれだけ大事な物だって言ったじゃん!」
傍でたたずむ娘に声はない。
「もし盗まれて悪用されたら、外国の方で自分がもう一人いるってことになりかねないよ!」
すごい勢いで叱られ、事の重大さに気づいて青ざめる娘。
しばらく2人で探したが結局見つからず、この土日に徹底的に家捜しすることになったのであった。
ぼんやり風呂に入りながらふと思いついた場所を、ダメ元でもう一度見てみたら、
・・・・・・あった!!!!!・・・なんと私の貴重品入れの中に・・・。
な〜〜んだ、私が預かっていたのか!
パソコンをしながらもガックリ感の漂う娘の後ろ姿に声を掛け、パスポートを差し出すと
今度は嬉しさにしばし声のない娘。
「どこにあったの!?」
「か、母さんの貴重品入れ・・・」申し訳なかー!
しかし見つかった嬉しさに舞い上がって、
私のせいでなく叱られたという理不尽さに気付かない娘は
「そっかー!良かった!ありがとう!」と嬉しそう。・・・すす、まんことです。
「どうする?このまま母さんが持っていようか?それとも自分で保管する?」
「今度は引き出しも整理したし、無くさない自信があるから私が持つよ。」
とドキッパリ言われてしまった。
この経験を経て、娘はこの先絶対パスポートを無くさないだろう。
(オメーの責任はっ!?とか声が聞こえそう)