結局娘は未だにオダギリ氏にもクラシックにも興味なし

自分の好きなものは自分だけで楽しめばそれで済むのに、
人にも教えたい！広めたい！興味持って欲しい！あわよくば好きになって欲しい！と思うのは
人間の性のようなものらしい。
「ベートーヴェンの７番を日本フィルが演るから、一緒に聞きに行こう！」
と旦那が娘を誘っていた。
のだめ効果でクラシックに興味の出てきた娘をなんとか自分寄りにしたいようだ。
「えー、どうしようかなー。」
「生で聴いたら絶対いいから。」
脈有りと見て力の入る旦那。
「こんな田舎で滅多にないよ。行こう。」
「でも他の曲は知らないから寝ちゃうよ。」
なんとなく逃げ腰な娘。
「寝ていい、寝ていい、他の曲の時は寝ていい！」
良かないだろうーーーーー！！！！！
必死で説得する旦那を見つつ、
「広島の紀伊国屋で本を買ってあげるから『狸御殿』見に行こう！」と
餌をぶら下げて娘を釣った、かつての自分を思い出すのであった。