M size vol.2 - oozy Blog

「いやー今週も始まりました、オダギリジョーのMonthly Face。」
なんとなく懐かしい雰囲気を感じるオダギリ氏の第一声。
ヒゲはあるものの、やけにこざっぱりして、風呂上がりのようにほのかに色気が立ち上っているのは、
キレイに揃えられた眉のせいか、それともアシンメトリーに結んだ髪で
いつもより切れ長に見える目元のせいか。
「先週に引き続き、富永・・監督・・・・にお越し頂きました・・・・・・・・・・・・いえーい。」
これほど意味の見いだせない「イエイ！」は初めてです。
「・・・・・・・・・こんにちは。」
起きてますかー監督！
そうか！この妙〜〜〜〜な間は『WINNER'S BOOTH』の小芝居に似てるんですねえ。
「今週はパビリオン山椒魚の中身について一言頂きたいと思います。」
目が合わない２人。不思議な距離感。
打ち合わせ無しでこんな妙な間が作れるんですか？
「はい・・・・（えっと）どんな風に・・・？」
予想通り固まる監督にアッハ！と嬉しそうに声をあげるオダギリ氏。

《パビリオン山椒魚の予告映像》
ナレ『かくして飛島芳一は戦いの火蓋を切った』
何の戦い？？？？
予告みて、ますますワケわからなくなるワタクシ。
「えっとね、ボク２回みたんですよ。２回目がすごい面白かったですね！」
「２回目って・・・・・」とぼんやり監督。
初めて目の合う２人。
「１回目はあのショー（？）で観たじゃないですか。次が家で観たんですよ。ちょっと眠れないときに。」
「ホームシアターで？」
「ホームシアターみたいな物は無いんですけど、お酒飲みながらぼんやり観てたら、
　その見方がすごく合いましたね。」
それって誉めてるんでしょうかオダギリさん。
それでも「そうですか。」と嬉しそうな監督。
「１回目って多分分かんないこと多いじゃないですか。２回目は絶対面白いですよコレは。
　２回観に行くことをオススメしますよ、映画館に。」オススメ上手なオダギリ氏。
「お昼のうちにイッペン観ておいて、でちょっと晩ご飯なんかすぐ近くで・・・」
やっと宣伝する気になった監督に
「その時何食べればいいですかねえ？」とオダギリ氏。
なーぜ話がそっちに行く！？
「その時はそうですね・・・・・珍味系がいいですねえ。」すぐに乗せられる監督。
「ティーンが！？？」と顔を覗き込むオダギリ氏。
ティーン対象かいっ！！
「（じゃ）ハンバーグとか・・・・・」オダギリ氏に突っ込まれるとすぐに訂正する監督。
「珍味じゃないじゃないですか！」
笑いつつ人の揚げ足を取ってますけど、あなただって最初「お酒を飲みながら」って言ってたんですよ。
ティーンから外れてるじゃないですか。
「バカにするなって話ですよね。ティーンにハンバーグなんて言ったらね。」
またまたすぐさま発言を引っ込める監督。
そんなだからオダギリ氏に遊ばれるんですよ。
「でもハンバーグはどの時代も好きですからねえ。そんなハンバーグな映画ですけど・・・・」
結局ハンバーグにダメ出しした本人のオダギリ氏が、力業でねじ込んでしまいました。
「キャストが今回豪華ですよ。まず香椎由宇さん、麻生祐未さん、高田純次さん、
　たくさん挙げたらキリないんですけど・・・」
「あと、オダギリさん。」
思わぬ監督の反撃に「ま、まあまあ、まあそれはそうなんですけど・・・・」
と照れくさそうに笑うオダギリ氏。

「ボクはやっぱりね、高田純次さんと２人のシーンがあるんですけど・・・」
《高田純次さんと２人のシーン再生中》
「５分間ずっと回しっぱなしで、２人でキャッチボールをしていくんですけど、
　あんなに自分のテンションみたいなものが高まったのは久し振りでしたね。」
手をヒラヒラ胸元で回しながらテンションの高さを伝えようとするオダギリ氏。
「興奮しちゃってボクサーのようになってたんですね。
　試合が終わってもその興奮が止まず、ずっとなんか・・・・ねえ。」
オダギリ氏が再び興奮して話す様子を見ながら嬉しそうな監督。
「これも長いカットなんですけど、オダギリさんが香椎さんを追っかけて段ボール箱持って
　ずっと付いてくる、あの長いカット・・・・」
《香椎由宇さんと２人のシーン再生中》
『ねえ、ままたんさがそーらー、ままたんさがそーらー』
（自分で何打ってるのか分からなくなってきました）
「あの方言何でしたっけ？」
「あれはスペイン語とヤーラン語、静岡弁と多少、中四国の方の我々の故郷の・・・」
どこからどこまで本当のことか分からない監督のコメント。
「まあ、観てもらったら分かるんですけど・・・そろそろお別れです。」
あっ！と、しまった顔で笑う監督。
ほら、ハンバーグだのヤーラン語だの言ってるうちに終わっちゃいましたよ。
「っていうことで、もういいですよ。」
相変わらず気まぐれで強引に番組を締めるオダギリ氏。
「パビリオン山椒魚、少しは興味頂けたでしょうか？
　次週も監督と２人で映像についてティーンにお話ししたいと思います。ではまた来週。」