oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

愛ある言葉はボランティアを救う

「あんたらがね、やってくれなきゃ誰がやってくれますか?そうでしょう?」
動く方の右目を私に向けておじいさんは私に言った。
「誰がこんな爺さん、婆さんの面倒をみてくれますか。
 あなたらに直接言わないけどココにいるみんながそう思って感謝してますよ。」
名前もお顔も知らないおじいさんの言葉を聞いて、
昨日までのグチグチと今日のバテバテが一気に吹っ飛んだ。
胸を熱くしながら話を伺っていたが、その話が7回目にさしかかった頃
私は別のおじいさんに呼ばれ、少し安堵してそこを後立ち去ったのであった。
敬老会などの地域ボランティアはお年寄りのために・・・とか言いつつ、
本当は日頃あまり役に立たない私たちが孝行できて良かったと思える自己満足感を
与えて貰ってるのかもしれない。