oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

「なんでも『見せろ』は想像力が足りねえんだよ」と言われそう

エココロ会社へ届きました!!
なぜ会社かというと家に居ないから・・・というのが一番の理由ですけど、
「今度は一体何を買ったーーっ!?」
と言いながら群がってくる女子(と、言っても主任&キバコさん)に
「ただの本ですよぉ!見る?見るの?ええ〜仕方ないなあ。」
と、しぶしぶを装いながら見せびらかす為でもあるんですねえ。
『今度は・・・』と言われている時点でもう思いっきりバレてますけど。


いや〜最初に画像を見たときから、ものすごく楽しみにしてました。
オダギリジョー北村道子篠山紀信ですから、実はものすごく濃いものを想像してたんですよ。
きっとギラギラとしたエネルギーと色気が濃厚に漂ってくるんだろうなとか、
ページを開くと『うっへースゲエ〜!(お下品)』となるようなすごいやつを。
でも想像とは全く違ってました。
シンプル、クラシックでありながら遊び心の見える服を選んだ北村のみっちゃん、
カメラの前に全てを受け入れてただ立つオダギリ氏、
篠山さんは一体どんな手を使ってオダギリ氏からオダギリ臭(なんて言い方だ)を抜き取ったんだろう。
本当に不思議ですねえ。時々ものすごくバタ臭く見えるときもあるのに、
このオダギリ氏は静かで凛としてて、清々しい色気を感じます。
実に日本的な表情。
スラックスの下に褌をしてても驚きませんよ。
相川先生とも違う、朴武とも違う、吉岡とも違う。
鈴木清順監督が「正統派二枚目」だと評した言葉を初めて「ああ」と納得しました。
過剰気味な3人の個性が集まると足し算じゃなく、引き算になるんですね。


1ページ目、なぜ足先があの位置でトリミングなんだ!とか(思ってても)言いませんよ!
折角のタキシードスーツなのに、なぜ全身を見せない!とか(思ってても)言いませんよ!
篠山さんですから、スキの無い絶妙なトリミングなんですよ!(たぶん)
でも本音を言えばスキがありまくりでいいですから、
たくさん撮ったであろうショットの中から、もうちびっと見せて頂きたいなと・・・。