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「小次郎つばめ返し」

[映画]SHINOBI

どちらかというと映画ファンにあまり評価されてないのを知ってはいましたが、
ストーリーも結末もほとんど知らない状態で観たので私は単純に楽しめました。
ん〜〜〜なんでも受け入れすぎですか?
だってねえ、私の好きなオダギリ氏と仲間ちゃんが出てるんですよー。
それだけでもうワクワクしちゃうんですけど、
あの〜所詮時々しか映画を観ない奴なんで許してください。


いやーもうこんなねぇー割に合わんですよ!
「忍」の者は300年(でしたっけ?)ほっとかれたワケでしょう!
でもって太平の世になったからって、いきなり危ない存在として皆殺しにされるなんて。
山深いところで静かに眠っていたクマを起こして、いきなり射殺するようなもんですよ。
理不尽だぁー!
「戦わないと生きている意味がない」(←いつものようにウロオボエ)
って言ったって、300年の間には戦いをしてない先祖もたくさんいたんですから、
大丈夫!戦わなくても生きてけます。
しかもその間、よくあの薄情な徳川家へ忠誠心を失って無かったなあ。
あれだけの手練れが揃ってるんですから反乱だ!反乱!
弦之介(オダギリジョー)は腕はいいが青く突っ走り人望を集められない。
世代交代をするとよくこういう構図があります。
若いため、感情を抑えきれずに時々逆上し言葉がよく聞き取れませんでした。
(ちょっといいようにフォロー)
どうみても朧(仲間由紀恵)の方が大きな器に見えてしまいますねえ。
家康に直訴したとき、最後にとったあの行動はもう予測してなくてビックリしました。
それほどまでにして守りたかった里。
残念なのが、その里への愛着や行動を共にした仲間同志の結びつき、忠誠心などが
もう一つ感じにくかったこと。
限られた時間の中でなかなか難しいとは思いますが、
ここらへんがじっくり描かれていると最後の朧の行動にすごく共鳴できたかなと。
パンフなどを読むと一人一人のキャラの設定がしっかりされてるので勿体ない気がしました。


あんなワザを使う人間なんているはず無い・・・とか、
家康に直に口がきけるなんて・・・とか、
江戸時代にあの格好はあり得ない・・・とか、
引っかかる場所があるとそれ以上感情移入して観られないという方もいらっしゃると思いますが、
これはやっぱ日本であって日本ではない疑似日本のファンタジーの世界なんで、
その世界のなかでちゃんとその役が存在していれば私的には、どんなに現実と離れていてもOKなんですよ。
・・・・・・・という理屈を後で考えました。
映画館ではそんなことを考えなくても楽しかったです、はい。
しかし一週間前には股間を押さえて握手する田口君、
今日は最強の甲賀の頭、
本当に役者ファン冥利に尽きます。シアワセだ〜〜!