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「小次郎つばめ返し」

[感想]女王の教室

私は小学生の頃マンガを描くのが好きで、よく友達の家に押し掛けてマンガを描いたりしていたが、
その頃の夢はもちろん漫画家。
中学、高校生になると「教師になるのがいい」と言う親に反発し
「絵が描きたいんだ!デザインを習いたいんだ!」などと言いつつ自分では何のアクションも起こさず。
なんと高校3年になってから
「分かった。そんなに絵が好きなら美大を目指したら。」(いやもう高校3年じゃむちゃくちゃ遅いんですけど)
と親がまさかの全面応援態勢に。
嬉しいはずなのに、嬉しいはずなのに、崖っぷちに立たされたような、
『ああこれで後に退けない・・・』と急に足元が不安定な気分になったことを思い出した。
今思えば親に反対されているから自分は前に進めないんだと言い訳し、
その澱んだ状態にフワフワと漂っているのが気持ち良かったのだ。
「やりたい」と言い出すことは簡単だが、貫き通すのは自分にも覚悟が必要だ。


いま親になって気づいたのは、親は案外子供のことを知っているということ。
私が昔隠したつもりのあれやこれやは全て親にはお見通しだったのだろうなあ。
例えば宿題してないな・・・なんて小さなコトから、何か学校であったな・・・まで、うすうす気づいていることが多いが、
親はどこまで待てばいいのか、いつ言えばいいのだろうかといつも迷っているのだ。
でも本当に子供を自分の思い通りにしたい親なんていないんじゃないかな。
口うるさく小言を言う親から、そっと見守る親までいろいろなタイプはあるけれど、
最終的には子供が本当にそうしたいと願った時に親は必ず子供の見方になってくれるのだ。
その前に本気で対決してお互いの決心を確かめ合うことが必要だ。
がんばれ学生!!!がんばろう親たち!!!


ああ〜やっぱりこのドラマ好きだなあ〜。
いつも忘れていることを思い出させてくれ、気づかないことを気づかせてくれる。