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「小次郎つばめ返し」

そりゃ香典のお釣りをくれと言うようなもんだと主任が言った

土曜日は午後から法恩講という寺の行事があったがいつものように欠席。
そのため義母に頼まれた「卒塔婆の購入代金」と「お布施」を寺へ事前に持っていった。
「1本4千円の卒塔婆を2本とお布施5千円で頼んでお釣りをもらってね。」と預かったお金は2万円。
1万3千円丁度の持ち合わせがなかったらしい。
『お布施のおつり〜?』
不安を胸に寺へ出向くと出てきたのは住職の奥さんだった。
卒塔婆を2本と5千円をこちらへお布施として渡してくれと義母が申しておりました。」
「分かりました。いつものように卒塔婆はしておきますね。」
うやうやしく両手で受け取られた2万円はそのまま正座した奥さんの膝の上に置かれたままだ。
『あの・・・・つ、つりを・・・・』
・・・・・・・・・・・・などと言えるはずもなく。
そのまま話題は奥さんの好きな油絵に移ったが私は上の空で聞いていた。
まもなく「あ、そうそう!」と言って部屋へ入って行く奥さんに
『ああ〜やっと気づいてくれた!』と安堵した私。
しかし再び出てきた奥さんの手に握られていたのは油絵のカラーコピーだった。


お釣りの代わりにカラーコピーの油絵を義母に渡せるハズもなく
結局7千円が私の財布から出されることになったのである。
そこで気づいたのだが半年前にも同じ事があった。
なんて私は学習能力がないんだろう・・・。
半年後の次回にまた同じ内容の日記を書いているだろうと確信している私である。