oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

[感想]オダギリジョー 第2の故郷フレズノへ帰る<後編> その4

カリフォルニア滞在最終日。
車の外はやはり曇天。
フレズノまで75マイル!!(約120キロメートルくらいですか?)」
「ウソだろー?マジで?じゃあ、あと1時間掛かるなあ。」
さすがに運転にも疲れてきたか、相変わらずぼやくオダギリ氏。
しばらく走った後
「どの辺で降りるんだっけなあ・・・。」と不安気につぶやきながら高速を降りると
『California State University Fresno』の看板。
「あれがボクの学校ね、CSUF。」そーでした、まだ在学生ですよ!
「家の方にまずは向かいたいと思います!」「まず家の方に行きますかね・・・・。」
はりきるサンチュ君とは別に心なし表情の硬いオダギリ氏。
「オダギリの初プライベート見てください!!」(サンチュ君)
普段のファンションさえ隠したいというオダギリ氏の留学時代のアパートですからねえ。


景色が流れ、車が進むに連れ「ああ・・・・・・・きたきたきた!!!」
文字にするとどこかの掲示板のような反応ですな。
「来た?」「来たよー、これー。」
窓の外はなんてことない郊外の街並。この景色の中にオダギリ氏のどんな思い出があるんでしょうか。
「いやぁーフレズノはやっぱいいなぁ・・・・・。」
今まで「フレズノは何もない田舎町だ。」とか「留学生に慣れていない。」など
割と否定的なことばかり聞いてたので意外に思っていると
インタビュアーサンチュ君がつぶやきを聞き逃さず「どこがいい?」と一歩踏み込んでくれました。
フレズノの良さ・・・・・そうだなぁ・・・何かね、気合いを入れなくていいとこ。」
なんだ、やっぱ田舎だってことですか。
「例えばニューヨークとかロスとか?(比べて)」
「まあまあ住んでたっていうこともあるんだけど、何か頑張らなくていいよね。」
「あ、そう。やっぱ東京はとかは頑張る?」
おおーーー!サンチュ君がいいとこを突いてきますよ。
オダギリ氏はバラエティはもちろん、ドラマも切れずに入り忙しくなり始めた頃でした。
いつもオダギリ氏を近くで見てきた友人からすると、当時のオダギリ氏は相当「頑張って」たんでしょうか。
「人も車も多いしさ、どうなんだろうねえ・・・・気分的には重いよね・・・。」
うーん、変わりつつある自分の周囲の状況にちょっととまどっていたのか?
「こっちは関係ないみたいな感じだよね。」「うん」
「やっぱそれは『異なる人種』ってこともあるんだろうか?」(サンチュ君)
「でも結構ねニューヨークとかは外人慣れしてるじゃない。
 カリフォルニアはまだそんなに慣れてるって感じはしないよね。やっぱり差別されることもあったしね。」
「あのー」とか「まあ・・・」とか挟みながら慎重に言葉を選ぶオダギリ氏。
 「住んでた所が隣町との境界だったんだけど、その隣町がすごい白人の街だったのよ。
 だから差別みたいなのがすごかったね。正直・・・。」
フレズノいいなあと言いつつも、ポツリポツリと当時の心情を思い出して話すオダギリ氏。
楽しい一方の思い出ではないようです。
ゴメンナサイ・・・・続きマスです。