oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

[感想]オダギリジョー 第2の故郷フレズノへ帰る<後編> その3

「アメリカで2人でやった事とかさぁ・・・」
司会進行役のサンチュ君が新たなエピソードを聞き出そうと話を振ると
思い当たる節があるのかアハハと同時に笑う悪ガキ2人。
「やったね、やらかした。」しんちゃんの言葉に続いて、
「やらかしたよ。うちの大学でさぁ、あのー文化祭みたいなのがあって、
 それもインターナショナルの文化祭。」
外国からの留学生が国を代表して母国の文化を紹介するというものらしいです。
「それの日本代表になぜかボクが選ばれちゃった。で、仕方ないから引き受けて、
 ボクが1人で何かやるったって出来ないからね。」
この文化祭は結構本格的だったらしく、それぞれの留学生が国の踊りを踊ったり
ドラゴン持って芸を披露したりしている中、
「どーーーする????どーーーすんのオレッ!!??」状態。
で、呼ばれたのが当時サンタクルズに住んでいた幼なじみのシンちゃん。
2人が知恵を絞ったかどうかは分かりませんが、外国に披露した「日本の文化」がコレ。
『ステージのスクリーンで「松田優作ジーパン刑事の殉職シーン」を延々流し続け、
 その前で男女の浴衣を着て酔っぱらった日本人2人が「リンダリンダ」を歌い、
 ステージ上でお互い蹴りあう』というもの。
・・・・・・・・・・・一体どこの文化ですかーーーーーー!!
それとも岡山にはそういう風習があるとですか!
いや、恐ろしいことになんとなく想像できますよ・・・。
見てる方がひたすらおいてけぼりを食ってポカーーーン顔してるところが。
「もうジャパニーズイメージをボロボロにしたの。」
アッハッハとうれしそうな2人。
「そのあと学校へ行ったら『Oh!リンリンダ!』『リンリンダ!』って言われて・・・。」
おそらくアナタより他の日本人留学生達の肩身が狭かったと思われます。


ゴールデンゲートへ着いても外の景色は雨。
瀬戸大橋っぽいなぁー。」とオダギリ氏。そういやそっくりかも。
この先にいよいよシンちゃんおすすめスポット
「ゴールデンゲートを面白く見る方法・・・みたいな。ソウソリート?(聞き取れませんでした)」
車はわずかに傾斜を上りながら住宅街を抜けるとそこには光る海原広がる素晴らしい展望!!・・・・
の予定でした。景色はどんよりとした空、にぶく濁った色の海。
「これはきれいだろうなぁー!霧がなかったら!」
オダギリ氏でも友人に気を使うんですね。
「夜景が全部見えるの。」
「サンフランシスコの?へぇー・・・」って、それが見たいんですけど!(サンチュくんめ!)
続いてシンちゃんおすすめスポットはチャップリンも学んだアートスクール。
もう夕方遅いというのに中に入れるんですねえ。
渡り廊下の壁には大小いろんな絵が掛かってライティングしてあります。
ヨーロッパっぽい雰囲気でギャラリーになってるようです。
さらにその屋上から見る夜景が最高!!・・・・・らしいですよ。
いいよいいよだって見えないに決まってんだから。
屋上はあまり高くないものの360度の展望がきき、
灯りのつき始めた街の夜景が楽しめます。少し霞んではいますがなんとか。
「スゲエー!よく分かるわー(地理が)」と喜ぶオダギリ氏。
まあそれぐらいしか誉めようがないですもん。
旅行ガイドとしてはどーなんだ!という気もしますが、
ホントのところオダギリ氏にとってもファンにとっても景色なんかどうでもよく、
貴重な昔話をいろいろ聞けてとても楽しい一日でした。
シンちゃんとも再会を約束してここで別れ、再びサンチュ君との2人旅に戻りました。
いよいよ明日はフレズノ。続きます。