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「小次郎つばめ返し」

[感想]オダギリジョー 第2の故郷フレズノへ帰る<後編> その1

後編はいきなりモーテルのドアを開け、出発するところから始まりました。
「えーチップもちゃんと置いてね、えー鍵も持ったしOK!」
2日目の朝はもう日が高く、いい天気です。
オダギリ氏昨日とほぼ同じ格好ですが印象が違うのは帽子が無いからか・・・。
サングラスに黒髪はワイルドに見えます。むぅ〜〜〜好みだ・・・。
「じゃ、行ってきます!」運転席に乗り込むオダギリ氏。
「今日はね、サンフランシスコの方へ向かいます。」
片手運転で右手にはまたもやタバコ。
サンフランシスコではオダギリ氏言うところの
「小学校の頃からの親友で『同じ産湯で育った』シンちゃん」と待ち合わせ。
『小学校の頃から』なのに『同じ産湯』????
まあ言いたいことは分かりますが、すぐさまサンチュくんに「同じ釜の飯を食った」と
(あくまでさりげなく)修正されとります。
「シンちゃんのお届け、シンちゃんプレゼンツ サンフランシスコ・・・ならココ!!みたいな・・・。」
英語か日本語かどっちかにしてください!


途中雨が降り出した上に迷いに迷って(ついてない男サンチュ君効果か)、サンフランシスコに着いたのは
約束の時間から1時間20分も遅れた午後1時50分でした。
「遠かったし、分かんねぇし、電話ボックスねぇし、コインねぇし・・・・・。」
疲れて愚痴りまくるオダギリ氏にひょっとして全ての災難の根元かもしれないサンチュ君は
可笑しそうにアッハッハと笑うのみ。
シンちゃんらしき人影を見つけ、相当手前からパッパパパッパパとからかうように
クラクションを鳴らすオダギリ氏。
この小雨の寒い中、ズゥーーーーーーーーーッと笠もささずに待ってたですか?シンちゃん!
「ものスゴ睨んでる。」と言いつつ、ちっとも反省の色を見せないオダギリ氏。
車がベージュのコートに手を突っ込んだシンちゃんの横にすーっと横付けされると
車から出てきたオダギリ氏は「久し振り!」もなければ「悪い悪い!!」もなく、
いきなりシンちゃんの肩をポンポンと叩きながら
「えーーこれがカジオカシンキチ 25歳、きわめて健康。えー小学校からの親友です。」
妙に濃いキャラのシンちゃんは一度見たら忘れません。
睨んでるんじゃなく、もとからこういう顔らしいです。
シンちゃんの格好を上から下までザッと眺め、
「シンちゃん、いいじゃないの!!」
と肩を叩き握手をすると、そう?と言う風にうれしそうなシンちゃん。
そんなんで1時間以上も雨の中を待たされたことをウヤムヤにされちゃいけませんよ!
「あ、じゃシンちゃん後ろに乗って!」
素直に従うシンちゃん。あんた人が良すぎ!!!


移動中の車内、
「えーーーシンちゃんとは、もうかれこれ20年くらいのつきあいなんで・・・・。」
茶のレザージャケットを脱ぎながら「20年くらいなるよな?」とシンちゃんに確かめるオダギリ氏。
「18年かな。」
いやシンちゃん、結婚何周年じゃないんだからそんなに正確に言い直さなくていいんですよ。
今日はここから野郎3人組で旅のスタートです。
つづく