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「小次郎つばめ返し」

東映特撮公式配信記念『EPISODE31 応戦』

クウガ2回目の総集編、今回も徹夜の鈴村組です。
脚本の遅れなどスケジュールが厳しいための措置ではありますが、
ただ単に今までの映像を繋げただけではなく、
1回目と同じく今後の展開に繋がる大切なシーンが入るため見逃せません。

今後に繋がる大きなキーワードとなったのは、
桜井さんの「もういい加減俺たちにぐらい紹介して下さいよ、4号のこと」
なんじゃないかと。
あの時は、なんじゃ、その彼女を紹介して下さいよみたいな言い方!とか
やっぱり4号にも人間体があるんですか?という目からウロコ発言とか
大盛りロールパンなどに気を取られていたんですが、
世論が翻り、動きが取りづらくなってきた今、
五代を護るため、一条さんは自分が一番何をするべきかを考え、
具体的に行動に移そうと思ったキッカケの言葉かもしれません。
なおシナリオ集では桜井さんに五代から受け取った「夢追う男」の名刺を渡し、
桜井さんの「??」となる反応を可笑しそうに見るという、
いたずらっ子な一条さんのシーンが書き込まれていました。

もう一つ放送には無いシーン。
ポレポレで桜子さんが五代に「最近楽しい事ある?」と聞き、
五代が「この間、みのりがさ…」「言わないでおにいちゃん!」
などと兄妹がじゃれ合ってるやりとりがあり、
読んでいてとても微笑ましく和むのですが、
そのシーンが和やかであればあるほど
桜子さんと同様、不安がヒタヒタと拡がってくるのでありました。

反対に本編にあって、脚本に無い(というかより意味深)のが
不安そうな桜子さんの様子を五代がジッと見る表情。
五代は大らかで前向きだけど鈍感ではない。
この辺りが怪ラジで高寺さん言っていた、
脚本外でオダギリ氏に引っ張られた五代雄介という人物の
拡がりかもしれません。