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「小次郎つばめ返し」

家族のうた 第三話

陸くんの担任が神崎先生とか相川先生とか椿先生だったらどうしようと思っていたら
案外普通で肩すかし。(いや、いいんですけど)
そんな事は置いといて、秀じいの言うように小さなミジンコたちにとって、
学校で起きる事は、人生そのものだったり一大事だったりするワケで、
今はダイナマイトな正義も、その狭い社会を実感として知っているようです。
参観日に正義が学校を訪れたのは、父性というより男と男の対等な立場、
陸くんの決着の付け方を確かめに来たのでしょう。
正義も一番大事な事からは逃げず、決着を付けたのであります。


でもってロックンローラー早川正義。
ありですよね?ありでしょう!
まあちょっと考えれば、36才にもなって、革ジャン着て、奇抜な髪型をして、煙草をふかし、
ダイナマイトな発言ばかりするマンガのようなキャラ、まさに絵に描いたようなロックンローラー
醒めた現代人はどうしたってリアリティを見いだすことは難しいのであります。
そんな事は役を受けた側も最初から解っているハズであります。
何故こんなリスキーな役を受けたんだろうと思いつつも、
ロックなオダギリ氏を楽しめればいいんじゃない・・・のつもりでおりました。
しかし人形師が人形に生を吹き込むように、
絵に描いたロックンローラーは、オダギリ氏によって血肉が付いて動き始めたのであります。
そんな奇跡に胸がふるえる1時間でございました。


そしていつものように重箱をつつけば、
「手のひらを太陽に」はスタンダードですから、
小学校の合唱曲に歌われていても何の不思議も無いワケですし、
ソーダ水もこぼれちゃったりするでしょう!(一部の人以外はなんのこっちゃ)