oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

家族のうた 第一話

プロローグ、いきなりグワシッ!と襟首を掴まれた若きの日のコラージュ処理に
「あっ!」ときて、「うぅ」ときて、「おー」ときて、あ行の大連発。
ネットでチョイチョイと集めた資料とはとても思えない適材適所なフォトチョイス。
ワタクシの頭の中で12年間が走馬燈のように走り抜けました。
なんという贅沢な無駄・・・・・。
いや無駄じゃない!
無駄じゃないけど、やろうと思えばもっと時間の掛からない方法で13年前を回想出来たはず。
時間の掛かる大変な作業を笑みを浮かべながらピックアップするスタッフの後ろ姿が見えたような気がいたします。
オダギリ氏の今日までの、酸いも甘いも苦いも辛いも眺め続けた方が
制作側にいらっしゃると確信いたしました。
そしてドラマのため、「独りよがりな曲にこれを使いましょう!」
と『バナナの皮』を提案したスタッフの無邪気さと勇気、信念に拍手を送りたいと思います。
(あるいは本人の提案かと)
しかしこれらオダギリメモリアルは全てドラマのための小道具であって、
ドラマファンの方たちには何ら必要のない情報でしょう。
胸にソッとおさめてニヤニヤと楽しむ事にいたします。
(とかいいつつ、明日職場で披露している自分の姿が見えます。)


早川正義は媚びず曲げず。
上っ面のメッキや飾りを嫌い、言葉さえも飾ることがなく、
子どもにも偉い人にも自分に対しても決してウソをつかない、
おしゃべりなサトラレのようであります。
生き方は単純明快。
やりたいことを貫く。
自分自分で有り続けることに強く拘っているようであります。
しかし余りに強い拘りは固い殻となって正義を覆い、
かえって内面の成長や膨張を阻んでいるように見えます。
正義が彼の個性を失わず、尚かつ殻を突き破ってどう大人に成長していくのか、
今後を期待したいと思います。
まったく違う早川正義とオダギリジョー
しかし確かにオダギリジョーが発した言葉の数々に、
胸がクッと詰まるのでありました。(カ行で〆)