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「小次郎つばめ返し」

演技力の差か

啓蟄を過ぎ、ばあちゃんの足に絡みつく蛇が、ドンドンと増えているようでございます。
出たの〜?そうなんだ〜などと、のらりくらり話を合わせていますが、
「この足に噛みついている蛇を捕ってくれ」と言われると、
“捕ったフリ”をしている私の演技力の無さに加え、足の痛みの取れないバアちゃんは、
私がテキトーに流していることに気づき(こんなところは鋭い)、
「さっさと捕って!」と怒鳴るのでありますが、いかんせん捕ろうにも蛇がいない。
「すまん、実は蛇が私には見えない」と正直に言うしか無いのであります。
するとバアちゃんはヒートアップ。
私をほったらかしにする気ならもういい!
今日一日で死ねと言う事だね!
ほなサイナラ!
などと怒鳴りまくるのを聞いて、その言い回しについつい笑ってしまうのであります。


にしても、昼間来たヘルパーさんは「上手に蛇を捕ってくれた」らしく、
襖に描かれたトラをどうやって追い出しのか、聞いておこうと思うのでありました。