oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

熱海の捜査官 第5話

毎回、思わず「あっ!」と声を上げてしまう驚きの展開が待ち受けていますが、
5話は、バス消失事件の被害者側でバス運転手の新宮寺有朋がネット宗教の“Mr.2”であった事と、
女子の言いなりでひ弱に見えた四十万新也が、実は仕掛け人の一人であったという事であります。
これによって新たに分かった事は、
○四十万新也が市長の娘甘利レミーに依頼し、海に堤防を作らせた。
理由は海底に沈んだバスを見つけさせるためですが、
四十万新也の話から、それが「東雲麻衣を守る事」になるのだろうと推測されます。
四十万が星崎を背後から殴ったのも、東雲麻衣を守るためだと思いますが、
とどめを刺さなかった事から、これ以上踏み込むなと言う警告でしょう。
しかし、何故バスを発見されることが東雲麻衣を守る事になるのか、
なぜそこまでして東雲麻衣を守るのかという理由はわかりません。


脇役が突然存在感を増してくるのも、視聴者の目に事件がややこしく映る原因であります。
丸刈り、ピアノ、太いハの字眉で絶妙の気持ち悪さを発揮してきた味澤、
4人のうち、ただ1人目立たない事がかえって不審な萌黄泉、
バス消失事件の真相が一つではなく、いくつかの事件が絡み合っているとして、
星崎捜査官の拘る「2」であるとするならば、そのうちの一つはネット宗教、
もう一つは援交陶芸クラブになるのか?それとも湾岸道路建設なのか?
何人かの登場人物が星崎にこれ以上の捜査はするなと警告をしていますが、
自分たちに都合が悪いからというより、解明されると何かが壊れ、傷つく者がいると心配しているように受け取れます。
バス消失事件が解明されないことにより、辛うじてバランスを保っている南熱海の街。
事件に関わる様々な謎と真相を南熱海の住人が共有し、知らぬ顔をしているようです。
甘利レミーを除いて。


とまあ、ドンドンと事件の謎が深く拡がっていくばかりですが、
個人的には、バスの前で話していた新宮寺と星崎の顔がドンドンと近づいていったのは何故なのか?とか、
必要以上にお綺麗な敷島先生と星崎は、あのあとどうなったのか?とか、
東雲麻衣を走らせて撮ったシーンは何故あんなにエロチックなのか?とか
そんな事件とは何の関係もない事ばかり気になるワタクシです。