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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 龍馬伝 第3部 第31回 『西郷はまだか』

いきなり中岡慎太郎登場。
いや、だっていきなりだもーん。
今後生死を共にする盟友でありながら、今まで影すら見えなかったですからねえ。
土佐勤王党時代にいくらか交わりがあればなあ。
やたら存在感があって明らかに重要そうな見たこともないヤツが、いきなり現れて龍馬と抱き合っても、
ワタクシの記憶の中で積み重ねが無い分、やや唐突な感じがいたします。
仕方ないので、大森半平太の話に目を輝かせる中岡、
武市道場平井収二郎や以蔵たちに混じって座る中岡、など脳内補足してみました。
・・・・・うん、師弟、または一兵卒にしては存在感がありすぎ・・・


一方早くから龍馬と行動を共にしている元海軍操練所の面々には、すっかり情がうつってしまいました。
青臭くて生意気でも、半端無くセンスが無くても可愛く見えるほどです。
「船乗り侍」ってアナタ・・・。「ハンサム侍」とか「セクシー課長」の括りですよ。(違)
ますますツンデレ振りに拍車が掛かり、龍馬好きが露骨になってきた陸奥ですが、
演じている平岡祐太さんは山口県玖珂郡和木町の方らしいです。
(ちょっと前までワタクシ小次郎村も「玖珂郡」でございましたが、お金持ち和木町のみを残し岩国市になりました。)
和木町には「四境戦争(第二次長州征伐)の碑」が建っておりまして、
http://www.c-able.ne.jp/~sony-fan/waki_town.html
(※山口では長州征伐ではなく、四境戦争と呼びます)
非常に長州征伐と関わりの深い土地であります。


長州藩からすれば、桂小五郎の怒りはもっともですねえ。
桂も龍馬が一生懸命動いている事はわかっていると思いますが、
殺し合うくらいに憎み合っている相手と、一切の私怨を抑え込んで手を繋ごうとしているのに、
その憎き相手に袖にされたワケですから。
どれくらいの日数待ったのか、途中で二週間経過(だったかな?)だったのでそれ以上だとすると、
あの臨戦状態からよく辛抱強く待ったと思います。ええ。
日本人はプロセスを大事にして、結果如何に関係なく努力に拍手を送る国民性でありますが、
こうしてみると「頑張ったけどダメでした」というのは、政治の世界じゃ空手形、
「実現」が唯一の成功なんですねえ。