oozy Blog

「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 龍馬伝 第3部 第30回 『龍馬の秘策』

誰もが知ってる「秘策」キタ────∵・(゚∀゚)・∵────ッ!!(それはもう秘策とは言わんが)
本日の龍馬は思索の人でありました。
第一部での泥だらけの堤防工事以来でしょうか。
考えて考えて想い耽ってまた考えて。
思考ワールドに入り込んだ龍馬が、大きな体でノロノロと動く様は龍と言うより亀。
愚鈍にさえ見えます。
しかし、それだけ集中力と持続力があるのでしょう。
この辺りの「不器用だけど飛び抜けて粘り強い」龍馬像は一貫しているような気がします。
で、考え抜いた秘策が「薩長同盟」ですが、そこに辿り着くまでに「かすていら」あり、「まあじゃん」ありで、
具体的にはどこら辺で何をヒントに龍馬が糸と糸を手繰りよせたのか、
同じく愚鈍なタイプのワタクシは、もうしばらく思索せねばならないようです。(集中力はすぐに切れるけど)


龍馬のキャラと対比するのが、我が長州が誇るヒーロー、
「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し」と言われた高杉晋作です。
エライオトコマエでスミマセンね、薩摩の方々。(コラ−喧嘩売る気か!)
先週、長州を騒がしいだけのショッカー要員にしやがってと怒ってスミマセン。
一見現実を見ずに過激行動をとるヒステリー集団と思いきや、
藩が藩士を海外留学をさせて見識を広めさせた話を挟み込んで、龍馬を唸らせる。
今週はキッチリとフォローしてくれました。


ツイッターで何人かの方が「高杉は何故方言をつかわないのか」と呟かれてたんですが、
それを読むまで「高杉晋作が方言を使ってない」とはまったく気付きませんでした。
というか、ネイティブ山口人には違和感のない方言に聞こえました。
で、あれ?そうだったか?とBSで再放送を見たんですが、
「長州攻めに加わろうとしちょる藩はみんな敵です。」「牛や馬のように使われちょったです。」
「たやすくやられはせんよ。正義は長州にあると信じちょりますから。」
この辺りは方言で、アクセントはあのような関東風であります。
ちょっと改まった時にこんな言い方になるんですが、
ワタクシも数年間故郷を離れ、地元で「変な関西人」と言われているので自信はありません。


藩と藩、今で言えば国と国の因縁を超えて敵同士で同盟を結ぶワケですから、
仲介人に相当の技量と説得力を要求させると思われます。
龍馬が薩摩長州より、まず私たち視聴者をどう説得し納得させられるのか。
ここが重要な鍵になるかと思われます。