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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 龍馬伝 第2部 第27回 『龍馬の大芝居』

うむ。確かに大芝居でした。
あれじゃ芝居だって分かるだろー!みたいな。(こら)
本当に信じちゃうの後藤象二郎ぐらいですよ。←ワタクシの中の後藤象二郎株上昇中
この人も龍馬伝の中では「気の毒」な役回りですな。
尊敬する叔父(伯父?)にイマイチ認めて貰ってなかった上に、その叔父を目の前で殺され、
東洋の失脚で冷や飯を食わされ、復活を遂げたものの大殿様にも覚えがめでたくない、
励まし合う友人も少なそうだし、龍馬には芝居に付き合わされて腕を折られちゃう。
よく考えたら後藤象二郎側には非が無いですよねえ。(龍馬毒殺未遂はありますが)
今回は心理的に象二郎を追い詰めた佐藤以蔵がイジワルにさえ見えましたもん。
殴られても殴られても血だらけで不適な笑みを浮かべる以蔵を「あしたのジョー ノーガード戦法」と名付けたいです。
後藤象二郎矢吹丈(=佐藤以蔵)に追い詰められるウルフ金串や金龍飛、ホセの気持ちがよく分かったことでしょう。
後藤象二郎が龍馬にいいように振り回され、アワアワしてするところを早く見たいです。


アワアワと言えば「気の毒度 No.1」は、なんといっても岩崎弥太郎です。
なにしろ龍馬と以蔵2人の毒殺を頼まれてるんですもんねえ。
しかし良心の呵責で2度とも失敗。
大きな心の痛手と負い目を負いました。
本人は自分の立身出世だけ考えているのに、何かと巻き込まれる。
「龍馬、おまえそこまで武市さんと以蔵のことを!」と大感動してますが、
よく考えてごらんなさい。
アナタは彼らが好き放題した後、特別仲が良いワケでもないのに
危ない橋を渡されたりと「とばっちり」を受けてるんですよ。
彼もまた、龍馬にいいように振り回されるお人好しです。


そして溝口さんと弥太郎を巻き込み、親兄弟と縁まで切った龍馬の大芝居が
何の役にも立たなかったような次週予告編。
奇しくも「日本を今一度 せんたくいたし申候」と
全国の龍馬・・・が立ち上がる選挙の日であります。
ほんまにいい加減に頼むぜよ。