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「小次郎つばめ返し」

大河ドラマ 龍馬伝 第2部 第26回 『西郷吉之助』

金八勝麟太郎先生、いやホントにスマンかった。#katsusensei_sorry(←勝先生ごめんねハッシュタグ
見かけじゃないんだねえ。(こら)
外見がいくら似てなくても、そう見えてくるもんですねえ。
勝先生はブラウン管の(例えに年代が)向こうの視聴者に語りかけたんじゃなく、
目の前の愛弟子たちに日本の未来を託すと、大きく羽ばたけと本気で説いておりました。
思いを受け止める訓練生たちと勝先生の間に私たち視聴者の影は一切無し。
ドラマというより、まるで本当にその瞬間を覗き見ているような気分になりました。


「若い者が未来を切り開け」と勝先生は言っておりました。
なんだかんだ、どちらかというと勝先生に近いお年頃のワタクシは、
切り開く側ではなく、切り開く者を育てる側でありますが、
そうやって本気で次世代を育てて来ただろうかと自分に問いつつ、
自分が良ければ、今が良ければ、それでいいという子供大人じゃなかろうかと。
自分たちがいなくなった未来へは何の関心もないかのように。
ひょっとして今日本に足りないのは、
こういう「育てる」という作業じゃなかろうかと思うのでありました。


しかし弥太郎がなぜこんな目に遭わなくてはならないのか!
そりゃ弥太郎本人じゃなくてもそう思います。ええ。
武市から背負わされた物は、とてつもなく重く、足元が地面に埋まり込むほどです。
そんなに仲の良かった間柄じゃないし、第一自分に何の得もないんだから。
こんな重い物は「知らねえよ」とその場で放りだしてしまえば良いものを。
いや弥太郎だけじゃなく、武市も以蔵も大殿様も後藤も、
それぞれの背負う物のあまりの重さに身動きが取れなくなってしまったようです。
そんな土佐に、来週龍馬が帰ってくるようですが、
前回お龍の荷物をヒョイと抱えてやったように、
土佐の重い荷をヒョイと半分抱えてやるんでしょうか。